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初めての方向けの整体入門篇(1- day レッスン)

  

講習のご案内 PDFファイル

日程 参加者のご都合に合わせて設定します。ご希望の日程・曜日・時間をご連絡下さい。
時間 10:00-12:30 or 13:30-16:00 
会場 楽天堂
講師 高柳無々々
会費 無料
定員 3名(1名から開講)
申込 受講希望日の1週間前までに、受講申込フォームでお申し込み下さい。
内容 
 @人生を主体的に生きるために――からだに“こし”を立てましょう。こしの感覚を鍛える四股
(しこ)踏み・腰割や一本歯の高下駄もご紹介します。
 A
「さわる」と「ふれる」の違いとは?――内観技法の基本の型を学んで、“はら”で手をあてる手間(いのちにふれる手)を身につけましょう。
 Bはら・こしの感覚を研ぎ澄ます日々の養生法として、整体の行気(ぎょうき=からだがしまる)と活元(かつげん=からだがゆるむ)を学びます。

ご希望により、@ABの内容を、3日間に分けて講習を受けることもできます。
講習会の修了後も継続して稽古を受けたい方は、【稽古会】に登録して下さい。

・動きやすい服装+できれば足袋 or 5本指ソックスでお越し下さい(着替え可能)。 また必要でしたら、汗拭きタオルや水・お茶をご持参下さい。
駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用下さい。自転車は、楽天堂の前に停められます。


個人的な体験

 
 2015年春に、膿胸
(のうきょう)という病を患い、一カ月半、入院・手術をしました。口の中のナントカという 常在菌が肺に入ってしまい――普段なら、免疫がはたらいてなんともないそうなんですが、体調がすぐれずに抵抗力が弱まっていると――化膿して、レントゲン写真では左肺が真っ白になっていました。

 内科的処置では治療できなかったため、医師が内視鏡を見ながら耳かきのようなのもので膿をかきだし、4Lの水で肺を洗い流す手術を受けました。手術そのものは支障なく終わったのですが、実はその数日後、肺が空気漏れをおこしていることが分かったのです。

 医者からは、このままでは第二の手術が必要になる、と告げられましたが、それが何ともおぞましいものでした。体網
(たいもう)という腸をおおっている膜――要するに、脂肪の塊――が免疫力に優れているため、それを横隔膜を突き抜けて胸まで引き上げ、肺の穴をふさぐと同時に、膿胸でできた空洞を埋める、という内容でした。

 聞いてるだけで、げんなりしてしまいました。第一の手術はともかく、第二のそれはいかにも不自然に感じられて、何としても避けたい。ただ、自然に治癒する確率は10%だと宣告され、次の手術日がすでに1週間後に設定されている・・・。不安と焦りにさいなまれながら、自分にできることはこれしかない――ベッドのうえで一人、活元と行気、愉気(ゆき=手を当てること)を続けていました。季節は、桜からつつじに代わっていました。すると、四、五日して、空気漏れが治まったのです。医者からは、「奇跡だ」と言われました。

 もちろん、入院してから一日三回、点滴で抗生剤を受け続けていましたから、この身体技法のおかげで治ったとは断言できません。ただ、オールタナティブなものを持ち合わせていないと、近代医療のまえでは“まないたの上の鯉”よろしく、受け身でしかない己の無力さを痛感するだけではないでしょうか。この時ほど、十年近く整体を学んできてよかったと思えたことはありません。

 このように書いたからといって、私は決して医療システムを否定するものではなく、整体などの東洋的な「代替療法」と補い合えばよいのでは、と考えています。二者にある大本の違いは、西洋が健康=善・病気=悪の二元論から病は克服すべきものととらえて“延命”治療を図るのに対して、東洋では“養生”(生を養う)を旨とする点でしょうか。

 整体を稽古していながら病気になったのでは説得力がない、と言われるのを覚悟のうえで、私はこの入院・手術の体験をへて――大仰
(おおぎょう)なようですが――病気は運命ではないか、と思うようになりました。  釈迦が、〈生老病死〉を人間の根元的な「四苦」と捉えたように、誰にも避けて通れない道ではないか、と。

 そして、整体協会の創立者・野口晴哉
(のぐち・はるちか)も語っていますが、整体(やその他の東洋的な身体技法)は、予防接種でもなければ万病に効く特効薬でもない、と今では考えています。

 それでは、何のために?私なりのこたえが、“現れる”を“表わす”人生の表現活動であり、人間の分際を知って(規=のり)・身を美しくたもつ(躾=しつけ)、日々のつとめです。


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