(楽天堂MLより)
昨日は、若いフランス人女性が来店されました。
話していて、精進料理の話になり、韓国人の尼僧チョン・クワンさんのファンであることが分かり、
二人ともびっくりしました。
また共通の友人もいました。丹後半島のハミルトン純子さんです。純子さんのところにステイして料理を学ばれたということ。
ツーリストの方で、通りを歩いていてわたしの手書き看板を見て、オーガニック、ライス、ビーンズ、クレイなどの
言葉にさそわれて入ってきたということでした。
とても印象的な出会いでした。
そのマリオンさんもわたしも、ネットフリックスのシェフズテーブル(すばらしい短編ドキュメンタリー)
をたくさん見ていて、その中でチョン・クワンさんにもっとも感銘を受けていました。
そしてわたしは去年の夏ソウルに行って、韓国の精進料理を食べて、さらに感銘を受け、
帰国後、会員の社納さんにさそわれて、なすんじゃさんの韓国料理教室に行ったときに、
ソウルでわからなかった謎が解けました。
謎というのは、ソウルの精進料理店の前菜のいちばん最初になすの料理が出たのですが、家族の誰もなぜこのなすが
こんなにおいしいのか見当がつかなかったのです。
それは天日で干していたのですね。
わたしはなすんじゃさんの干し野菜の本を買って(もう絶版で古書を買いました)大事にしていたのですが、
この本は、このフランス人女性の手元にあってほしい、と思いさし上げました。
ほんとうに勉強熱心な方でした。
いろんなお客さんが来られるのですが、どういったらいいか、私利私欲で情報を集めているタイプの方には、
心動かされないのですが、昨日のマリオンさんのように、魂の求めるところに従って勉強されてる方は、
「ああ、この人は将来この世界にとって重要な人になるに違いない」と思わされますね。
いえ、おそらくもう既に重要な人です。
※わたしの行ったソウルの精進料理店「パルコンヤン」
http://balwoo.or.kr/responsible_foodmenu_summer.php