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  2025/03/29 [土]   


(楽天堂フレンズMLより)

聡子さん、お忙しいところ、ありがとうございます。
大事な時間、すごされているとのこと。よかったです。
静かな時間がしばらく持てますこと、お祈り申し上げます。
(キタマチロージしばらくお休みということ、楽天堂に来られた共通のお客さんに
お伝えするようにしています。)

■NHK
フロンティア
「シリーズ食 敵か味方か?
第1回 糖でヒトは進化した」
という番組を録画して昨夜見たのですが、それはそれは興味深かったです。
腸内細菌が人それぞれ違うから、血糖値の急上昇が起こる食べものも、人によって違うんだそうです。
グリーンピースを食べたときの方が、チョコレートケーキを食べたときより、血糖値の上がる人もいるんですね。
わが家では、無々々とわたしの食べるものが違うのですが(それぞれ自分の好きなものをつくり分け合う)、
その理由を深く納得。
たとえばわたしは白いパン、白いおうどん、白米がつづくとしんどいのですが、
無々々は玄米、玄米餅、玄米粉のパンケーキがつづくとしんどいのです。
おもしろいなあ。

■わたしはここ数日兵庫県の緊急記者会見と定例記者会見を見て(昨年の11月以来欠かさず見てます)、
ほんとうに落ち着かなかったのですが、やっと見えてくるものがありました。
わたしの生まれ故郷、22歳まで過ごした地域で起こっていることで、テレビなどに出てくる「斎藤マダム」
というのはわたしの友だちなのかもしれないのです。
菅野完さんの27日の朝刊チェック(https://www.youtube.com/watch?v=ScLiUE-llts3時間あるのだけど最初の方)
を聞いて、それからSNSにあがってくる斎藤マダムの画像を見て、それを実感しました。
1960年代から70年代、80年代にかけて、阪神間に住む親は娘にあるステレオタイプなしあわせを願った。
それに沿って生きた人たちが、斎藤マダムになっていると感じました。
親の期待に添って生きちゃいけないです。それを痛感しました。
さいわい、わたしはことごとく親の期待に背いて生きたので、斎藤マダムにならないというか、かすりもしない
生活なのですが、それにはものすごいエネルギーが必要でした。

親は子どもに苦労させたくないので、ステレオタイプなしあわせを願うのだけど、
そうすると、子どもの人生は空虚になってしまう。
怖いことです。

また書きます。


  2025/03/27 [木]   



祝島ひじき、新もの届きました!
釜茹でひじきも届いてます。ひじきお買い上げの方にプレゼントします。
遠方にもお送りできます。

それからすごくうれしいニュース。祝島の山戸孝さんご家族が5月に泊まりに来てくださいます。
家族4人で来られると思います。
(20年前わたしたちは家族4人で泊めてもらいました、新婚のお宅に!)



  2025/03/24 [月]   


家族みんなで香川大学に来ました。息子が6年間お世話になりました。
昨日からおいしいおうどんなど香川の名物料理を食べました。予讃線に乗って本山寺に行き国宝の本堂を参拝しました。静かでした。製麺所でおうどんを買ってゲストハウスで茹でて朝ごはんにしました。予讃線から見る海がきれいでした。

修了式、もうすぐ開始です。
子育て、なんとか終えることができたこと、うれしくて、胸がいっぱいです


  2025/03/23 [日]   


おはようございます。
新しい看板をつくって外国人もよくやって来るようになって、なんだか新しい人生をやってるかんじがします、よちよち歩きから!
毎日たのしい。

これは十年前にイギリス・イタリアに行った時に気がついたのだけど、日本で接客業など対人的な仕事をしてる人は、ケアする役割を担いがち。
もっと対等な関係で働いてる人たちをロンドンやローマで見て、気持ちがよかった。
わたしは日本にいながらもお客さんと対等な関係きずくつもり。日本人とも。

日本人の8割は、対人関係の非対称性に飲み込まれてると思う。わたしもかつて自分にがまんを強いてたところがあった。
それがハラスメントを生み出す風土を作る。兵庫県のパワハラみたいな。
やたらにケアの役割を担わないという姿勢は大事。自分を守るだけでなく、社会にもよい。
見下しに気がつくこと。


  2025/03/22 [土]   


おはようございます。
楽天堂、今日も元気に開店しました〜。
昨日はイタリアのアゴスティーノさんからメールが届き、アゴスティーノさんの絵を店の前に飾ってることお伝えして、そうして、「とてもあなたの店が好きです、見てみたい」と書いて下さったので、ゲストハウスにどうぞ泊まりに来てください、と言ってしまった。アゴスティーノさんの日本語訳になってる絵本をゲストハウスに置いてることも、お伝えしました。
ほんとに来てもらいたいのだけど、イタリア語を特訓せねば。

人生、一瞬先は何があるかわからない!


  2025/03/21 [金]   


おはようございます。
ここ数日、雪や雨が降ったり寒かったりで、お客さん少なくて、たくさんキットを作りました。
にんじんのサブジ、かぶと青大豆のカレー、ホンモス、小豆のサモサ。
豆料理キットとスパイス料理キットの棚がすかすかだったけど、だいぶ埋まってきた。

外国人は昨日も入って来てくれ、確実に英語の練習になってます。もうどこの国の人が入って来ても、あわてなくなった。
英語で接客できるようになりたい方は、英語の看板を作るといいです。毎日一組は外国人が来店してくれるから慣れます。
わたしは毎回おみやげに山椒とわさびをすすめてます。軽いから喜ばれる。昨日は竹布のマスクも売れた!

夜は『ミシシッピー・バーニング』という88年の映画観ました。これはFB Iを美化しているとの批判があるものの、レイシズム描いた傑作で、もっと早く観るべきだった。ジーン・ハックマンがすごい。もう一人のFB I職員を演じてるウィレム・デフォーも好きな役者で、加えてフランス・マクドーマンド!



  2025/03/19 [水]   


昨日は午前中、稽古会に来てる小さい男の子と、散歩に行きました。
たんぽぽを摘みました。ほかの春の花も。
楽天堂に戻ってきてミモザの枝も少し取ってあげた。
それからお弁当を食べました。みかんのお弁当。

午後、実家の母にミモザをひと枝届けに行きました。
伊丹では咲き始めた桜がきれいでした。

夜、日曜日の朝以来、2日ぶりにお風呂に入りました。
この3日間いっぱい娘と話しました。(日曜の夜は娘のいる東京に一泊しました。)
娘が生まれて以来ちょっと前まで、自分はできそこないの(鈍い)母親と思い続けてきたのですが、今はそう思わなくなった。
少し前に「もっと別の人生がありえたんじゃないか」という思いが消えたのと同時現象。

よかったな、ここまで生きてこられて。
もうちょっと前に死んでたら、子育てが中途半端に終わってた。
それから母との関係も中途半端に終わってた。
ここまで命が尽きなかったことに感謝。



  2025/03/15 [土]   


小さな仕事塾のみなさまに、おすすめの本の紹介です。
会員の桑原朱里さんから、以前起業カウンセリングのことを相談したら、すすめていただき、買ってみました。

ほんとだ、これ、とても良い本です。
「まるでデパートに並ぶ洋服のような感覚を、自分自身にもち込んでいます。」
これ、わたしが中学生の時に、姉のお見合いの釣書に見て以来、絶対にこういう風に自分を値踏みされたくないと思ったことです。
自分自身を値踏みすることが一番の問題なんだ。

おもしろい!これはうちのお客さんたちだ。
「私が子どもの頃であれば、ご近所の八百屋にいつも買いに行くことになっていて、そこに置いてある野菜を否応なしに買う、という感じが普通でした。」
今では一般的には
「多種多様な野菜が、だれがどう経営しているかわからないスーパーで売っています。」

消費文化がわたしたちに与えた影響は、消費スタイルだけでなくて、自己像なんですね。
自分の仕事を考える上でも、とても良い本です。


  2025/03/12 [水]   


(楽天堂MLより・訃報)
先月27日に料理研究家で社会活動家の枝元なほみさんが亡くなりました。69歳でした。
スタッフの方がすぐに連絡下さったのですが、しばらく静かにしていたいとのことで、
昨日の夜まで発表されていませんでした。69歳でした。

楽天堂は枝元さんにほんとうにお世話になりました。
最後に枝元さんとやりとりした記録、この場だけでシェアします。
最後に電話で話したのは、無々々でした。無々々お体をいつも気づかってくださっていました。

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千晶
「小さな贈りもの、無事届いてうれしいです。枝元さんからいただいているものを思うと、
大荷物を送りそうでした。そしたらテロみたいだった。よかった小さい箱にして。
病院にいらっしゃるのですね。ほしいものがあったら、病院になんでも送ります。
病院名と部屋番号教えてください。

隣家を購入する時に、住まいのない女性たちのシェルターを作ってもらえたらうれしい、って枝元さんがおっしゃって、
隣家とは別の場所だけど、実現しています。京都に小さい灯りがともっています

夢見たことが少しずつ実現しています。今年最後のゲストハウスに宿泊した家族にもどんなに喜ばれたか。
柔軟剤の匂いがないって、もうこの上なく喜んでくださいました

枝元さんが社会と人間を育てて下さってます。社会があることが大事ですね。遅れてしまったけど、メリークリスマス
わたし個人の電話番号、07015460116 です。病院に送ってほしいものがあったら、いつでも言うてください。千晶」

枝元さん
「なんだかありがたくて泣きました。病気の状態が一進一退で、不安になること度々です。
特にここ1ヶ月くらいは、起き上がれないことも多くてこのまま、寝たきりになっちゃうのかなあと思ったりして。

でもめげることなく、淡々とやっていこうと思っています。 share foods project という新しい取り組みを始められたらと思いました。
12月初めに賞味期限の切れそうな惣菜を企業さんからいただきました。大量だったので,ビッグイシューだけでは配り切れなくて、
ほかの団体さんにも声をかけました。

みんながフラットに繋がって、分け合うことができたらいいなあと思いました。
頼れる仲間に頼んで、企業さんと団体さんの間に入ってもらって、無事分け合うことができました。
もう少し元気になって、新しい試みを進めることができるといいなと思っています。めげずにめげずに。」

千晶
「枝元さん、どんなにみんなに光を下さっていることか。返したくても返せないくらい。
みんなに伝えますね、わたしも光を見て生きていきますね。ほしいものある時はすぐに知らせて下さい。
うちにはたいがいのものはあるんですよ。感謝。 」

枝元さん
「ちあきさんの言葉が励みになります。
大阪のビッグイシュー基金の人に伝えて、一緒にできそうなことを模索させてもらってもいいですか?
大阪事務所西江団にける女性たちも増えているのではないかとおもったからです。」

千晶
「ぜひ。わたしもみんなに枝元さんの言葉を伝えたいです。今必要なのは『社会』です
了解。家族とも共同体ともちがう社会が必要なんだと痛感しています。
今シェアハウスにいるのは中国人のDV被害にあっている女性。小さいお子さんたちも一緒です。」

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シェハウスは、等持院南町の家の構造がシェアには合わなくなったのでやめますが、
居住支援はこれからも続けるつもりです。
楽天堂の会員のみなさんが、心の支えです。今までは枝元さんがいたけれど、
これからは自家発電してやっていきましょうね。
仏教の言葉では、自灯明っていうんですよね。

ちょうど昨日、元シェアハウスの住人からこんなメッセージが届きました。

「今晩は
遂に遂に遂にギブアップ。
帰国して自己破産&生活保護申請をします。
無一文で帰国しなければならないのですが、千晶さんは、どこか福祉の宿泊施設をご存知でしょうか。」

(千晶)
「はい、自分には居住支援を仕事にしている友人が何人かいます。
明日改めて連絡します。」

「ありがとうございます
よろしくお願いします
おやすみなさい」

もう20年近く前には、こうしてフランスから戻ってきたシングルマザーに、
子どもたちと一緒にわが家に住んでもらったことがありました。
今は、小さな仕事塾の元塾生が居住支援の仕事をしてるので、相談してみようと思っています。



  2025/03/11 [火]   


アカデミー賞5冠の『アノーラ』を昨日見ての感想をX(ツイッター)に書きました。
朝から夜にかけてずっと考えてて、重複するところがあって、すみません。

■おはようございます。
昨日観た映画は、緊張のとぎれるところが多くて、アカデミー賞五冠の映画で、少し驚いた。このごろ時々こういうことがある。
まったくノミネートされなかった『陪審員2番』の方がはるかに映画として力持ってたし、『名もなき者』にグッと来た。

はちゃめちゃな割にラストに重たいメッセージ性を持たせようとしたのが、う〜ん、微妙だった。
こたえるものはあったけど、あれだけ若い女性の裸をエンターテイメントとして消費したあとで、?という気持ちになる。
そう思うと、一昨年の『バービー』の幕切れの爽やかさは、よかったな。

■セックスワーカーの方からの『アノーラ』批判。
https://x.com/chiakitakashima/status/1899431744400662802

朝ツイートしたように、わたしもアカデミー賞5冠に値しない映画と思った。
そもそも刺激的な絵がてんこもりすぎ中盤退屈。
最後重たいものを伝えようとしたのが、?と思った。
これだけハチャメチャに女の裸を消費する映画を作りながら、今更という感じ。

町山さんのこの動画に共感。
https://x.com/TomoMachi/status/1897528487998816372

さんざん女の尊厳が踏みにじられる絵をエンターテイメントにしながら(ステレオタイプすぎて退屈)、
最後にメッセージを伝えようと重たく終わるなんて、しらける。
『バービー』とか『プロミシングヤングウーマン』の後で、この映画はありえない。

ツイートしたのは、以上です。
町山さんのYouTubeの解説が公平で優れてます。

ここからはわたしの個人的な感想です。
わたしの感覚ではこの映画は病んでる。これをいいと思うアカデミーの会員がたくさんいるなんて、
病んでる人が増えてるのかなあと思いました。
もちろんいい映画もたくさんあると思うので観たら紹介します。
(最近古い映画も観てます。1960年代から70年代の映画。)



  2025/03/08 [土]   


(楽天堂MLより)

昨日は、若いフランス人女性が来店されました。
話していて、精進料理の話になり、韓国人の尼僧チョン・クワンさんのファンであることが分かり、
二人ともびっくりしました。
また共通の友人もいました。丹後半島のハミルトン純子さんです。純子さんのところにステイして料理を学ばれたということ。

ツーリストの方で、通りを歩いていてわたしの手書き看板を見て、オーガニック、ライス、ビーンズ、クレイなどの
言葉にさそわれて入ってきたということでした。

とても印象的な出会いでした。
そのマリオンさんもわたしも、ネットフリックスのシェフズテーブル(すばらしい短編ドキュメンタリー)
をたくさん見ていて、その中でチョン・クワンさんにもっとも感銘を受けていました。
そしてわたしは去年の夏ソウルに行って、韓国の精進料理を食べて、さらに感銘を受け、
帰国後、会員の社納さんにさそわれて、なすんじゃさんの韓国料理教室に行ったときに、
ソウルでわからなかった謎が解けました。
謎というのは、ソウルの精進料理店の前菜のいちばん最初になすの料理が出たのですが、家族の誰もなぜこのなすが
こんなにおいしいのか見当がつかなかったのです。
それは天日で干していたのですね。
わたしはなすんじゃさんの干し野菜の本を買って(もう絶版で古書を買いました)大事にしていたのですが、
この本は、このフランス人女性の手元にあってほしい、と思いさし上げました。
ほんとうに勉強熱心な方でした。

いろんなお客さんが来られるのですが、どういったらいいか、私利私欲で情報を集めているタイプの方には、
心動かされないのですが、昨日のマリオンさんのように、魂の求めるところに従って勉強されてる方は、
「ああ、この人は将来この世界にとって重要な人になるに違いない」と思わされますね。
いえ、おそらくもう既に重要な人です。

※わたしの行ったソウルの精進料理店「パルコンヤン」
http://balwoo.or.kr/responsible_foodmenu_summer.php



  2025/03/06 [木]   


(楽天堂MLより「お米と不安」)
おはようございます。
お米について不安が広がっていて、びっくりしました。
先日書いたような事情で農家の直売分を減らしてまで楽天堂で販売すると農家の収入分が減ってしまうので、
次回仕入れ分から1キロ千円にします。
そして会員の方で、これだけ確保してほしいという方がありましたら、優先しますので、
ご連絡下さい。

今日お店に来られた方(廣部さんのお米を普段買って下さってる方です!小さいお子さんがおられるので
何度か配達にも行きました!)は既によそで5年くらい大丈夫な備蓄米を20キロと買っておられて、
それでも不安で来られました。8月くらいまではたぶん大丈夫と思います、とお伝えしたら、
「9月から先はどうなるんですか?」と仰って、
「そしたら新米が出てきますよ」とお答えしました。
「9月以降はだいじょうぶなんですね?」と聞かれたので、
「はい、でも気候変動で収量がどのくらいかはわからないです、だけどゼロってことはないです」
みたいにお返事しました。

それで考えさせられました。
農家さんは毎年毎年不安定な中で生きてる。保証がない中で生きてる。
都市生活者(特にはサラリーマン家庭)は保証された生活なので、
「保証がない」ってことがとてもおそろしく感じられるんだなあと思いました。

動物は基本自然の中で生きていて、先が分からない中で生きてるんだけど、
人間はあまりになにもかもを管理できると思いこんでしまってる。
ここは自然と対峙して仕事している農家さんに対して想像力を働かすよい機会になったらいいですね。

天候次第の農家さんの暮らしをどうやって守れるか一緒に考えられるといいですね。
昨年は小太朗農園の前田さんと百菜劇場の廣部さんをお招きして豆ランチパーティーをしました。
今年はどこかのタイミングで、米農家の三人をお招きして、豆ランチパーティーを開きたいです。
百菜劇場の廣部さんと、舞鶴の定方さんご夫妻です。
舞鶴の定方さんは工夫して農薬化学肥料不使用の米作りを続けてこられてようやく収量が安定してきたということです。
廣部さんも今の米の価格を維持してもらえたら、経営していけると言うてはります。


  2025/03/05 [水]   


兵庫県政に関連してお亡くなりになった方々をほんとうに気の毒に思い、今日は閉店後、なにも手がつかなかった。
百条委員会の奥谷さんの高潔さには感銘を受けた。39歳の方だ。
自分も少しはああいう賢明な方を見習いたい。
今の日本社会で人を助けるために道理を尽くそうとすると、誹謗中傷にあいやすい。
わたしも最近思いがけない言いがかりをつけられて、驚いた。
奥谷さんは常に冷静だったけれど、わたしは簡単な事実関係を調べることを思いつくのに2週間もかかった。
幸い記録が残っていた。
たしかな記録だった。
冷静な対応を心がけたいと思った。
ただ一方、あまりに常軌を逸した誹謗中傷の場合はフリーズしてしまうことも身をもって経験した。
わたしが受けた誹謗中傷の何万倍もの攻撃(知事から!)を受けられた方のことを思うと、想像を絶する。


  2025/03/04 [火]   


お米が足りなくなってきています。

以前は、うちの農薬化学肥料不使用の米は、スーパーの米の価格の2倍以上だったので、たくさん売れなかったのですが、
一般の米の価格が上がってきて、うちのお米と変わらなくなってくると、うちで買われる方が多くなったんです。

あまりたくさん米農家から仕入れると、米農家の直売分を減らさざるを得ず、農家の経営を圧迫してしまいます。
ここは、米の買取価格をあげて、米の売価もあげて、米を確保しようと思いました。

米農家のおかれている厳しい状況を改めてお聞きし、やっぱりすぐにでも、買い取り価格を上げようと思いました。
とにかく米作りには機械が必要で、新品は高いし、かといって中古品はすぐ故障するし、
ほんとうに米の生産にはお金が必要です。
(根本的には、政府による戸別補償が必要と思っています。)


  2025/03/03 [月]   


(3月2日の楽天堂MLより〜暗黒の世界と、天国みたいなお野菜、ウクライナの農業〜)

みなさま、お元気でおすごしでしょうか。
昨日の朝、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会見を見て、衝撃を受けました。
https://x.com/suzupon_youtube/status/1895679506415042634

戦争で苦しんでいる国の大統領を招いておいて、感謝しろ感謝しろ、と迫るトランプとヴァンスの下劣さに、一日気持ちが暗くなりました。

そうして今朝、長崎県の南島原の農家さんが送って下さった自然農の野菜を料理したところ、生き返りました。
紅菜苔という菜花はさっとゆでただけで甘くておいしい。デストロイヤーというじゃがいももただ蒸しただけでおいしい。大根とさまざまな色のにんじんは厚揚げとがんもどきと一緒に炊きました。
正気に返りました。

それからウクライナの農業についての次の記事を読みました。
浅川芳裕さんのツイートより。
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ロシアの侵攻が続く中、ウクライナの農家は驚くべき強靭さと適応力を発揮している。

マーケットに合わせ、作物転換が進んでいる。

なかでも、穀物から油糧種子作物へのシフトが顕著だ。

菜種と大豆で栽培面積は約60万〜70万ヘクタール増加し、輸出額も27%伸長するなど好調を維持している。

油糧種子への転換理由は、穀物よりも高い利益率にある。

搾りかすが飼料として利用できるため、途上国での肉需要の増加が世界価格を下支えする。

収獲物は破壊された倉庫に代わり、農家の一部は簡易貯蔵施設を活用するなど柔軟に対応している。

一方、穀物は厳しい状況にある。

小麦やトウモロコシの生産地帯では、農地が地雷や戦闘で失われ、倉庫・港湾が破壊。

燃料・肥料コストの急騰、労働力不足、安全リスクも重なり、収穫面積が大幅に減少した。

小麦は約260万ヘクタール、トウモロコシは約155万ヘクタール減少し、合計約345万ヘクタール。

これは日本の水田面積の1.5倍に相当する規模だ。

それでもウクライナの輸出力は回復傾向にあり、黒海回廊を通じ侵攻後、5100万トン以上を輸出。

国連とトルコが仲介した「黒海穀物イニシアチブ(BSGI)」の目標3300万トン(黒海経由の安全な穀物輸出枠組み)を上回り、侵攻で急減したアフリカやアジアへの供給を再構築した。

その内、小麦についてはエジプトが年間320万トン、トルコが150万トン、インドネシアが130万トンを輸入している。

ウクライナの肥沃な土壌と農家、輸出関係者の不屈の努力がそれを支えている。

しかし、ロシア支配地域の農家は過酷な現実に直面している。

占領下では収穫物をロシアに強制出荷され、農業政策・食料省は2022年2月以降、約400万トン(8億ドル相当)が奪われたと推計。

南部や東部の農家はロシア市場向け生産を強いられ、ウクライナへの供給が困難に。

自治権の喪失や経済的搾取、強制労働の懸地雷除去、インフラ復旧の遅れなど、農家の肉体的・精神的負担も増すばかりだ。

ロシアはこれを機に南半球の食料輸入国での影響力を拡大し、プーチン大統領は「ウクライナ穀物の代替」を公言。メドベージェフ前大統領も食糧を「静かな武器」と称し、クレムリンの戦略を後押ししている。

それでも国際社会の支援がウクライナ農家を底支えする。日本、米国、EUからの農業支援、黒海防衛強化、インドとの連携が進行中だ。

戦禍にありながら、ウクライナは食料支援で国際的に評価されている。

「ウクライナからの穀物」イニシアチブを通じて、エチオピアやソマリアなどに小麦を供給し、食料不安の解消への貢献が認められている。

戦争を乗り越え、ウクライナ農家は新たな飛躍を目指す。

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ウクライナに関するニュースは辛すぎてなかなか見ること読むことできないでいたのですが、
この記事を読んで光もあるのだと思えました。

ゼレンスキー大統領は、トランプとの会談をおえたあと、FOXニュースに出演し、
「トランプ大統領との会談が決裂した後で、アメリカとの関係を修復できると思うか?」
と質問を受け、
「もちろんできると思っています。なぜなら両国の人々が築いてきた歴史的な強い関係があるからです」
と答えたのも印象的でした。

そっかあ。そうだなあ。トランプには希望はないけれど、人々には希望があるんだなあ。

さっきのウクライナ農業についての記事の中、破壊された倉庫のかわりに、
「農家の一部は簡易貯蔵施設を活用するなど柔軟に対応している」って書いてあって、
そっかあ、そんな風に人々は生きているんだなあとも思いました。