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2025/01/07 [火]
(小さな仕事塾MLより)
お正月のお休みに読んだ本の中で、この本は「小さな仕事塾」のみなさんに役立つと思った本があります。
『人生後半の戦略書』
これはタイトルから想像する印象とはかなり違う本と思います。
若い人に読んでほしくて、わたしは娘にすすめました。もちろん年輩の方にもおすすめで、ムーさんにもすすめました。
知性には、
・流動性知性
・結晶性知性
があり、流動性知性のピークは早ければ20代だというのです。
たいていの人は30代から40代で流動性知性のピークを迎えます。
流動性知性に頼った仕事をしていると、スランプ続きになるし、自分は落ち目だという気持ちになります。
ところが結晶性知性で、社会の役に立つことはできるので、そこに軸足を移して仕事していけばよい。
もちろん引退してもいいのだけど、わたしみたいに一生働かなくては経済的に困る人は、
結晶性知性を生かす仕事に切り替えていく必要があるのです。
これがこの本のメインの主張なんだけど、わたしはこうも思いました。
結晶性知性は、個人でする仕事に生かされる。
そう思えたんです。
ということは、この本は、人生後半の戦略書であるだけでなく、小さな仕事の戦略書でもあります!
■起業・経営カウンセリング、短い方がいいというご意見があり、60分5千円にします。
対面でもオンラインでもしますので、お気軽にリクエストして下さい。
延長は可能です。30分ごとに2千円。
2025/01/04 [土]
■昨日(1月3日)の朝日新聞、連載「百年 未来への歴史」、勢いで開戦してしまったこと、書かれています。
本質的な決定を先送りする「非決定(避決定)」。
「責任や緊張感の重さに耐えきれず、組織内のリスクを回避しようとして、
目先のストレスが最も少ない道として選ばれたのが、最もリスクが大きい『開戦』という選択肢だった。」
(森山優著『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』)
「森山氏の著書は意外な読まれ方をした。
歴史研究書なのに『現代日本の組織でも同じような状況が展開されている』と共感の声が多く寄せられたという。
学生からも『登場する軍や政府の幹部がみな普通の人だと身近に思えた』と」
「開戦は日本の軍人・軍属だけで二百数十万人が亡くなる結果をもたらした重大な決定だったのに、
指導者らがその重大さを認識していない。当時の日本人には、所管事項には責任をもつが全体を考えていない、
中途半端な責任感を持った人間しかいなかった。」(森山氏)
🔳この朝日の連載「百年 未来への歴史」、とても読み応えがあります。全6回のシリーズの昨日が3回目。
勉強不足の人間にも読めるように工夫して下さってます。
昨日の後半は第一次世界大戦の開戦がどれだけあいまいな認識で、勢いに負けていやいや開戦したかが書かれてる。
当時の為政者は「夢遊病者」だったと、、、。
そして「大衆」がその勢いを作り出したことが書かれています。
🔳 12月30日はデモクラシー、31日は国家予算、それぞれ戦争への接近を許してること、書いています。
お金払ってでもデジタルで読む価値がある記事だと思いました。
無料で大筋を知りたいという方は、菅野完さんの朝刊チェックをYouTubeで聞いて下さい。
15分の方。
30日 https://www.youtube.com/watch?v=aVv2RVHXF6I
31日 https://www.youtube.com/watch?v=lrHdrUK4TNo
2025/01/01 [水]
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
おかげさまでまったく仕事のこと考えず元旦を過ごしました。
夜になって『「社会」のない国 日本』のつづきを読んでます。今まで自分が社会的な活動をして失敗したのは、社会を家族や共同体の延長として捉えてきたからと思い至りました。
そして、このごろ何かいろんなことがスムーズにいくのは、「社会」が感覚として生まれてきたからのような気がしてきました。
たとえばわたしは枝元なほみさんとおなじ共同体に属してはいないんだけど、「社会」の感覚を共有していて、そのために年末年始の居住支援ができてる。
困ってる人への「情」ではなく、動けてる。
「情」で動いてるときは、トラブルが絶えなかったんです。おバカさんとよく言われてました。バカは死ななきゃ治らないと自分でも思ってました。
この本、2年前に出会いたかった。(個人と社会の関係がわからなくて、チェコスロバキアのマサリクの本を読んでました。)
とてもよい本です!
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