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  2025/07/13 [日]   



(農業を支える政党を選ぼう〜楽天堂フレンズMLより〜)
一昨日、百菜劇場に、みなさまからおよせいただいた応援カンパと楽天堂からの気持ちを足しまして、
さしあたって(中略)お送りしました。廣部さん、喜んで下さいました。
その後の一昨日も昨日もカンパを届けに来て下さる方があり、また「来週カンパします」と言いに来てくれた人もいました。
暑い夏はつづきます。たいへんな重労働をして下さってるアルバイトスタッフに、廣部さん、時給を上げたいと思っておられます。
これからお寄せいただくカンパ、また今月中に廣部さんにお送りする予定です。

■農家をどうやって支えるかとうこと、昨日もポカラ農園のキー坊さんと話しました。
わたしは戸別所得補償が絶対に必要だと思うこと、キー坊さんに伝えました。
キー坊さん、喜んでくれたけど、それをどれだけの人が理解してくれるか、、、と不安に思っていました。

たとえばNHKの7時のニュースで、最近争点についてシリーズであげていて、農業をどう支えるか問題もある日の話題になりました。

NHKは「農家を保護するために、戸別所得補償を公式政策として掲げてる政党があり、それは、共産、れいわ、社民です」と報じました。

そうだそうだと聞いていたら、その後に、
「戸別所得補償については一部の専門化から集約化を妨げるとの批判もあります」とさらっと解説し、すぐ次の話題に移ったのです。

ああ、まだこんなこと言うてるのか!
とわたしはとてもとても不愉快でした。集約化が良いという前提での解説ですが、それはぜんぜん世界的な評価の流れにも合ってない。小規模農家を大事にしよう、世界はそういう流れなのに。

ポカラ農園も水田さんも定方さんも小規模農家で、自然に沿った農業をしています。百菜劇場の耕地面積も平均は上回ってるかもしれないけど、制度的には小規模農家に分類されてると思います。

たとえばスイスの山間部の酪農は小規模経営がほとんどで、酪農家の所得は年によっては90%を国が直接支払いしています。
なぜかというと、公共の財だという観点があるからです。

日本の田んぼもそうじゃないですか。
資本主義の市場経済に任せていたら、農業は維持できないんです。その理解で、ヨーロッパもアメリカも農家に直接支払いをし農家を保護しています。

「集約化が進まない」というのは効率が上がらない、生産性が上がらない、という資本主義の考えです。効率を考えたら、そもそも農業する人はいなくなりますよ。わたしのような食品を売る小さな小売店もなくなります。基本的にぜんぜん効率的じゃない。勤めに行った方が効率的に稼げる。

小さな農家、小さな小売店がなくなるのが効率的な世の中になって良いですね、がニュース解説の裏にある(政府に配慮した)思想です。わたしはこの考えに大反対です。それを自分の仕事の一環として伝えたいです。

(中略~以下インターネットより)

「大規模化が絶対に正しい」という前提は、いまや時代遅れであり、むしろ国際的には中小規模農家や家族農業の価値が再評価される流れが強まっています。

■ 戸別所得補償と集約化の批判について

戸別所得補償に対して一部の批判では、「小規模農家を温存し、農地の集約化(大規模化)を妨げる」とされます。
しかしこの考えは、農業を効率・収益・競争だけで測る新自由主義的な発想に基づいており、必ずしも社会的・環境的視点を含んでいません。

■ 世界的な流れ:中小規模農家の重視

国連や国際機関の政策・報告書では、中小規模農家や家族農業の役割が極めて重要とされています:
**国連食糧農業機関(FAO)**は「家族農業は食料安全保障の柱」と位置づけ、持続可能な農業と地域経済の中核としています。
*国際家族農業年(2014年)や家族農業の10年(2019〜2028年)**が制定され、支援強化が進められています。

小規模農家は、環境負荷を抑えた栽培、多様な作物、地域文化や伝統の継承、雇用創出といった面でも重要。

■ 大規模化の問題点

単一作物への依存(モノカルチャー)や農薬・化学肥料の多用による環境破壊。
地元経済やコミュニティの崩壊、農村の過疎化。
国際競争を前提にした安価輸出型農業は、価格下落と農家の疲弊を招きやすい。

■ 日本における意味

日本の農業の多くは中山間地にあり、機械化・大規模化に向かない地形が多い。

そうした土地でも成り立つ農業こそ、小規模・多品種・地域密着型の農業です。

戸別所得補償は、そうした農家の**「農業を続ける意志」に応える制度**であり、食の多様性や地域文化の保全にもつながります。

■■ 結論

戸別所得補償は、大規模化に逆行するのではなく、農業の多様性と持続可能性を守るための公的支援として世界的に正当化されています。

したがって、「大規模化が正しい」「小規模は非効率」という前提こそ、見直されるべき時代に入っています。



  2025/07/11 [金]   


(楽天堂フレンズMLより〜ねんどと最低賃金ひきあげ〜)
おはようございます。
おとといは親元離れて京都で暮らしてる学生さんが、肌のトラブルで来店されました。
ヴィーガンの方でいつもはきれいな肌をしてるのに、その日はニキビで顔が赤くなっていました。
ねんどのフェイスソープでニキビが治る人が多いのでそのことをお話しました。
そしたら、フェイスソープと、ねんどのローションを買って下さいました。
ねんどのスキンミルクのサンプルをさしあげて、ねんどのローションに混ぜて薄く塗ってもいいかもしれない、
そんな風にも話しました。
(あせものかゆみに困ってる方にも、ねんどのスキンミルクのサンプルをさしあげたら、
かゆみがすぐにひいたと喜んでくれました。ねんどがヒスタミンを吸着して、かゆみが治まるんです。)

ところで、その学生さんが言うには、飲食店のアルバイトで夜のシフトに入ったとたん、ニキビ肌になったということ。
その学生さんは働き者で、三つもアルバイトをかけもちしてます。一つは朝の6時半からのホテルのアルバイトです。
だから飲食店のアルバイトのシフトを昼にお願いしていたのだけど、
「夜10時まででなくていい、9時まででいいから夜のシフトに入ってほしい」と言われて夜のシフトに入ったんだそうです。
そしたらとても9時に帰れる雰囲気ではなくて、責任者から「忙しいときには10時までいてもらえないか」というLINEも
入ってきたということ。でも肌が悲鳴を上げてる、もう無理だと思って夜のシフトは断ったということでした。

そのアルバイトの時給はいくらかと聞いたら、1060円でした。
京都の最低賃金は1058円です。ほぼ最低賃金で夜の10時まで働くこと求められてるんだなあと思いました。

わたしは消費税の廃止または減税と、外国人差別が今回の選挙の争点と思っていますが、それに加えて、
最低賃金をあげることと、そのために中小企業に実質補填することが、セットで重要な政策と思いました。
最低賃金が上がれば、短いアルバイト時間で必要なだけ稼げるでしょうから。

わたしが読んだ限り、共産、れいわ、社民はこの件について、セットで明確に政策に盛り込んでいるように思います。



  2025/07/10 [木]   


(楽天堂フレンズMLより)
みなさま、毎日ほんとに暑いですね。

■Kさん、ありがとうございます。現実的な観点でした。
Mさん、先日は関東大震災のことまで飛躍したことを書いてすみませんでした。
毎日反省することばかりです。
一方、昨日店に来た近所の若い人が、わたしの投稿を見て少し冷静になれたと言うて下さったこともあり、
失敗しつつ学びながら投稿していこうと思いました。
このお客さんは、前々から外国人にイライラするということ、言うてはりました。
それと同時に、他のお客さんが、自分の友だちが外国人の子どもに日本語を教えるボランティアをしてる、と
話すのを熱心に聞いたりもしてはりました。
今も、外国人観光客を見るとイラッとしてしまうそうです。自分たちは縛りの厳しい社会でこんなにがまんしてるのに、
外国人は縛りがなくて、イラッとする、SNSにもすごく振りまわされてしまっていたと言うてはりました。
外国人にイライラをぶつけずにはいられなかったと言うてはりました。
そのお客さんと話せて、わたしはすごく力づけられました。
そのお客さんは、外国人を見るたびに、自分が問われてるような気持ちになるとおっしゃっていました。

■昨日豆料理をいっぱい食べたおかげで体重も戻ってきました。赤いレンズ豆が今のわたしの体に合うみたいでした。皮のないレンズ豆。
今朝はこの赤レンズ豆でスープを作りました。
にんにく1片、玉ねぎ小1、にんじん1、じゃがいも1、赤レンズ豆160g、オートミール半カップで作りました。
スパイス料理キットのエゾゲリンスープです。

トルコの豆スープです。ほんとはお米で作るところ今日はオートミールでつくりました。
それこそ朝飯前、かんたんにできます。

昔、会員の岩井さんに教えてもらったレシピを書いておきますね。

エゾゲリンスープ
材料(7人分):にんじん(中) 1本
         ジャガイモ   1個
         たまねぎ   半個
         レンズ豆   1カップ
         トマトペースト 大さじ3
         米       半カップ
         にんにく     1かけ
         ミント       大さじ1
         油       適量
         塩       適量
         レッドペッパー適量  
@にんじん、ジャガイモはフードプロセッサー(粗い目)にかける。
A米とレンズ豆は洗っておく。たまねぎはみじん切り。にんにくはみじん切りか丸ご
と入れてあとで取り出す。
B鍋に油を入れ、たまねぎとにんにくを炒め(薄茶色)、ミントを加える。さらにト
マとを加え、水1リットルを入れる。
Cにんじん、ジャガイモ、米、レンズ豆を加え、火が通るまでよく煮込む。
D味を見ながら塩加減を調節する。
E小さな鍋で油を少々にレッドペッッパーを加えて熱し、各々のスープの上に流して
供する。


  2025/07/08 [火]   


(楽天堂フレンズMLより〜排外主義について〜)
KさんとMさんの投稿を読んで考えました。

中国人の留学生が得をしている、という「うわさ話」はたしかに耳にすることがあって、
伝え聞くのがいやだな〜と思っていました。
Kさんも
「日本人の学生が大学の学費も払えず苦しんでいるのに、外国人留学生にお金が支払われるなんておかしいです」
と身近で聞くことがあったのですね。

こういう「うわさ話」の伝播力はすごいです。
わたしもどうしていいかわからない。
たとえば、これが自営業者に向けられたとします。
「マンションを買えるくらいお金持ちの自営業者の子どもが、学費無料で返済不要の奨学金をもらって大学に行った」
という「うわさ話」が広まって、「サラリーマン・ファースト」という言葉がうまれ、自営業者の子どもには奨学金を支給しない、とか、
学費の免除はしない、という政策提言がされて選挙でそんなスピーチがされたとしたら、ものすごく疎外感を感じると思います。
え〜!ただでさえ、自営業者の生活は苦しいのに!と思うでしょう。
もしかしたらそういうお金持ちの自営業者もいるのかもしれないけど、わたし自身は身に覚えのないことで後ろ指さされる。

「自営業者」でも「高齢者」でも「生活保護受給者」でもおなじことがおこりえます。
属性でくくって、その属性の人たちはずるい、得してる、みたいな「うわさ話」を広めるのは、簡単なことなのかもしれない。

実際、100年前に「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という「うわさ話」が広まりました。
そして正義の気持ちで、日本人は朝鮮人を虐殺しました。
わたしたちの正義の気持ちは、実際に人を殺してしまうこともあったんです。
この歴史をふりかえって、わたしたちは冷静にならないといけないと思っています。

こんな「うわさ話」が拡散される社会はいやですね。
いつ自分がターゲットにされるかわからないと、みんな戦々恐々とするんじゃないでしょうか?

話はまったく変わるけれど、昨日、大阪の候補者の清水ただしさんの配信を聞きました。
とても愉快でした。勉強にもなります。
https://x.com/i/broadcasts/1gqxvjoqMNnxB



  2025/07/04 [金]   


(楽天堂フレンズMLより)
おはようございます。
水田さん、ありがとうございます。昨日はぐっすり眠れ、今4時半に目が覚めました。
起きてすぐに田んぼのことを考えていました。(この時間帯ぐらいしか農作業に適した気温の時間はありませんね。)
水田さん、災害級の気候変動、ほんとうにお見舞い申し上げます。雨よ、降ってくれ。ほんとうに祈るばかりです。

昨夜、閉店後に廣部さんと話しました。
やはり5月に気温が低く苗の生育が悪いところにこの暑さで、秋の収穫量が少なくなるのではと気がかりで、全力で除草作業をされてました。あまりの暑さで熱中症になって、病院で点滴を受けたくらいだということ。
廣部さんに、レトルトのチリビーンズとひよこ豆カレー、とりあえずいくつか送ろうと思いました。ザクロのシロップも送ろう。水で割って飲んで下さい。

根本的には、廣部さんは除草の機械が必要ということでした。田んぼの面積を広げたのでもう手動の器具では限界らしいです、そうだと思います。この暑さで無理したら死んでしまいます。
秋にお米の価格を1割あげることで機械を買おうとされてましたが(もうそれは大賛成です)、秋の収量が危ぶまれていることを思うと、それは実現するのだろうか。機械は400万円もするそうです。補助金を得ても250万円もする。10年でペイするとして年25万円の出費です。それを米の価格を上げることで、カバーしなくてはいけない。そうできないと経営が成り立たない。

昨夜楽天堂でできることを考えたのですが何もまとまらずに寝ました。朝起きて思ったのは、まず店頭に小箱を置いてお金を集めることでした。農業の担い手が倒れちゃったら、お米が食べられなくなってしまう。気候変動に対応するにはお金が必要です。ほんとうは政府が考えてくれないといけないのですが、そしていつか農家の戸別所得補償制度を実行する政府にしなきゃいけないのですが、当面、身近なところでお金を集めようと思いました。お米を買いに来てくれる人に呼びかけてみようと思います。遠方の方でも心を寄せて下さる方がありましたら、どうぞよろしくお願いします。

水田さん、除草作業を手伝ってくれる人がいて、よかった。苦労して無事収穫できたら、やはり米麹の値段は上げないと、と思いました。

選挙のひとつの争点は、わたしは消費税と思います。消費税を廃止または減税する、が必要不可欠と思います。食料品だけでもゼロに。そうしないと、消費者は生産者を支えることができなくなります。
国は去年も過去最高の税収でした。たしか5年連続で過去最高。2019年に比べると3割も税収が増えているそうです。そして税収の最大が消費税からの税収です。
わたしたちの暮らしが厳しくなったのは当然です。その消費税の6割は、法人税減税など大企業優遇にあてられている現実があります。

もう一つの争点は、広がる排外主義(外国人差別)にはっきりNoと言うこと。
共産党、社民党、れいわ、立民に票を伸ばしてほしいです。
(参政党は排外主義、差別主義者そのものです。)

農家の戸別補償制度を政策提案している党はなおいいと思います。

長くなってしまいました、、、。みなさんの意見もぜひ聞かせてください。
米づくりのたった今の厳しさ、米不足、選挙の争点について、みんなで考えたいことがいっぱいです。



  2025/07/03 [木]   


今日もお雑煮から。
抗生剤で腸内環境が変わったので元にもどすべく、ぜいたくしてます。
お昼に食べるオートミールも用意した。発酵ライスミルク、くるみ、麻の実ナッツ、カシスパウダーと混ぜて、ふやかしておく。

朝のお雑煮のお餅は玄米ときびが入っています。冷凍してました。
お正月でもないのに、毎日ぜいたくしてます。
マルカワ味噌のすばらしい白味噌でつくっています。


  2025/07/02 [水]   


今週は通常通り営業します!

虫垂炎は、ほぼ回復したようです。
今日から2週間の入院と言われていたので準備して病院に行ったら、検査の結果、すっかりよくなっていて、入院はなくなりました。
手術の話も出なくなっていた。
よかった〜。

昨日は激しいめまいがして食事ができなかったのですが、この病気中に三半規管の中の石が動いたらしく、それでめまいがしたんだそうです。
先生が首を動かして石をもとに戻してくれた。
ていねいで慎重なほんとうにいい先生でした。
丸太町病院の内科の井田先生でした。
「名医だ名医だ」と言いながら病院から帰ってきました。
ごはんも食べました。

ふだん抗生剤をまったく使ってなかったから薬がよくきいたのだろうか。ターメリック+こしょう、アブラナ科の野菜、ベリー類など炎症を抑えそうなものを食べたのもよかったのだろうか。
明日からまたふつうに仕事だ。

みなさま、ご心配おかけしました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

※ どうしてよくなったか考えたのですが、ひとつ思いあたることが。

(最初はターメリック+こしょうとか、ベリーとか、アブラナ科の野菜を食べたのがよかったと思ったのですが、そしてそれもあると思うのですが)

たぶん、モーツァルトのクラリネット協奏曲がよかったのだと思います。病室でiPhone用のイヤホンを持って来てもらって聴いた時、体に沁み入るようでした。最初のうちは泣きながら聴きました。
そのうち軽く響きました。
退院してからも聴きました。
病室でも家でも、この曲を聴いてる時間が長かったです。

ふだんはわたしはベートーヴェンが好きでモーツァルトを聴くことはあんまりないのだけど、病気してからはベートーヴェンは全然うけつけなかった。ふしぎです。

わたしの特に好きなクラリネット協奏曲の演奏は、レジナルド・ケルという人がクラリネットも指揮もしている昔の演奏です。
(でもYouTubeでほかの人の演奏も聴いてそれぞれ楽しかった。ベームの指揮するもの、バーンスタインの指揮するもの。)

みなさま、もし虫垂炎になったら、おためしください。


  2025/07/01 [火]   


おはようございます。
炎症と内服薬の副作用から体が回復しようとがんばっています。
「薬を飲んで気持ち悪くなったことはありますか?」と聞かれて、「ありません」と答えてきたけど、40年近く薬を飲んだことがなかったから、実はわからなかったのだった。
こんなに薬でしんどくなるとは!
今日は病院。

税収が5年連続で過去最高というニュース。消費税からの税収が一番多い。
2019年との比較では17兆円、率にしてなんと3割も増加らしいです。
物価高を考慮して、消費税はやめるべき。少なくとも減税。