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  2021/04/19 [月]   


昨日読んだ『土と内蔵』の4章があまりにも面白かったので、ここにも書いた短い紹介文(ダーウインの進化論は強欲な社会で生まれた一面的な進化の捉え方である、実際には競争だけではなく共生から進化は生まれた)をSNSにも書いたのですが、そしたら音楽家のキシモトタローさんが、次のようなことを教えてくれました。

「バスクのサンセバスチャンで食文化が近年発展したのは、若い経営者や料理人たちが、互いにレシピをシェアし合ってきたから…という話をバスクで聞きました。
バスクチーズケーキのレシピなんて、超有名店がつくり方を尋ねられてDVDにして配ったりしてましたからね。
東京のとある専門店は、そのレシピを門外不出の何たらとかいって、宣伝文句にしていましたが(笑)」

そうなんです!
わたしが書きたかったのは、そのこと。
日本社会の津々浦々に、この8年くらいでけちくさい(みっともない)考えが行き渡り、小さな仕事の商店主までもが、それに影響されてるって事なんです。

今の社会常識では、大事なことは公表されてない、ってみんな思いすぎな気がします。
大事なことは高いお金払わないと教えてもらえない、って思いすぎな気がします。
ただでもすばらしいことはいっぱいあるのに。(たとえば図書館に行けば、何でもただで調べることができ、学ぶことができるのに。)

昨日の朝、サイクリングの途中に思ったこと。

おはようございます。
「悪政の下で、人々は次第に元気をなくしました」
という物語ではなく、
「悪政の下でも、人々は朗らかさを失わず、助け合って生きのびました」って物語にしなくちゃいけない。「そうして、今だけ自分だけの経済は終わりました」
と、サイクリング途中に思いました。



  2021/04/18 [日]   


『土と内臓』4章読んでます。
すごくおもしろい。ダーウィンは個体間の競争が進化を促したと考えたけれど、
リン・マーギュリスという女性は「最初期の微生物同士の協力関係を基礎にした、
根本的に違う進化過程を提唱したのだ。」
ブラビッシマ!(ムッカモカを読んだ後だとイタリア語で言いたくなります。)

「もっとも強欲で資本主義的な社会のひとつだったビクトリア時代の英国の科学
者が、競争が進化を促進するという思想を考えつき、ロシアの科学者がシンビオ
ジェネシスという考えを支持したのは偶然だろうか。文化は、それが商店主であ
れ科学者であれ人がどのような疑問を抱き、見たものをどのように解釈するか決
定する。」

ものすごく興味深いです。わたしもこのところずっと同じことを考えていました。
現代の日本文化が商店主に与える影響についてです。「いいアイデアを独占しな
くては競争に負けて滅びる」という(ダーウィン的な)考えにとらわれたまま商
売を始めようとする人が多い。むしろシェアした方が仕事しやすいのに。