松見種苗店 松見洋子さん [2003・6]
わたしたちが急ごしらえの棚と貼り紙で軒下でお豆を売り始めてまもなくのこと、通りがかった女性がさっと自転車をおりて楽しそうにお豆を吟味するので、私も喜々としてお豆の紹介を始めたところ、「うちもお豆、売ってんねん」――以来、お豆屋さんの洋子さんは、立ち寄るたびに自分の店で扱ってないお豆を買ってくれるばかりではなく、豆の保存方法、料理法から包装資材の仕入れ先まで、手とり足とり教えてくれる。
豆の商いにも京都にも不案内な私たちには何と心強い存在であることか!
お店は、下立売通りをうちから西へ自転車で10分のところにある老舗。豆好きの方必見です。昔ながらの大きな桶に入った豆を升で量り売り。
洋子さんいわく「私の店じゃないねん。おばあちゃんの店やねん」
81歳のお姑さんは、今も元気に店に立つ、とてもきれいなおばあちゃん(写真に撮られるのはとても嫌がられるから、写真はありません)。私も将来、あんなお豆屋さんのおばあちゃんになりたい!
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