2025/08/10 [日] 豆ランチパーティー
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今年初めての開催。参加者7名(二十代6名+六十代1名)+私たち夫婦&菜芭=計10名。〈旅〉をテーマに語り合う。
私たちが二十代、三十代の時に、野草社主催の〈野草塾〉で出会ったように、若い人たちに“語らいの場”を提供できれば。
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2025/08/09 [土] 二つの言葉
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朝、ウオーキングの途中、乾窓院の門前に掲げられた墨書―「他人にさす指 己(おのれ)にさせば 胸に覚(おぼ)えの 釘(くぎ)をさす」。
朝日新聞・朝刊、編集委員・近藤康太郎氏の〈「7列車」で行こう いろんな人がいてこその リアルの世界に生きる〉と題した文章の一節―― 「つばを飛ばして「日本人ファースト」を連呼する政治家にも、取り囲む支持者にも、どこがどう困っているのか、自らの体験に引き寄せて語るリアルなエピソードが、あんまりない。体感治安が悪くなったとか(「体感」ってなんだよ?)。じっさい外国人とともに働く人、外国人を助けている人、観光客の相手をしている人、最前線で汗している人のリアルをこそ聞きたい。
リアルでないワールドに生きるオンリーマウスな人は、いつでも世の中に一定数いる。寝てる人に「寝言は寝て言え」と言ってもしようがないと、わたしは思う。彼我(ひが)の亀裂が深まるだけだ。せいぜいできるのは、自分が目覚めていること。覚醒する。リアルの世界に生きる。口だけでなく、汗をかくことだ。
ほんとに有機農法したことあんの?みたいな参政党のマニフェストは華麗にスルー。肥料を使ったり、やめたり。農薬を試したり、やっぱやめたり。試行錯誤。田んぼのリアルは、自分の手で確かめる。最適解は、汗で探す。
7列車で行こう。」
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2025/08/08 [金] 『らくてん通信』
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「赤信号 みんなでわたればこわくない」――引用の正確を期すためにウイキペディアで検索したら、次のように解説されていた。
「もともとはお笑いコンビ・ツービートのブラックなギャグであったが、のちにギャグを超えてことわざと認識されるようになったとして、三省堂国語辞典の第8版(2021年)に収録された」。 日本社会(文化)の集団主義をこれ以上如実に表している言葉もないのでは。数学者の森毅(もり・つよし)は、ツービートに対抗?して『ひとりで渡ればあぶなくない』(ちくま文庫)を著した。
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2025/08/07 [木] 今日の新聞から
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朝刊:演出家・鈴木忠志氏の言葉、「都市中心の経済発展や技術の進歩は人を幸せにしないのか」と尋ねられて、「自然の生命力や偶然性に触れる自給自足のほうがよほど幸せです」。――鈴木氏の立ち姿の写真も載っていたが、八十六歳でこしがはいっていて、オレもこうなりたいと思った。
夕刊:編集委員・近藤康太郎氏の文章、「働くとはなにも、カネの代価に労働力を切り売りすることだけをいうのではない。子守も、家事も。老齢や病気や事情があっていまは賃労働できなくとも。なんとか端(はた)(=他者)を楽(らく)にしたいと願う人間精神のしぜんな発露が「はた・らく」ことの本質だ」。
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2025/08/06 [水] 三心の兄弟関係
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腹の性(こころ)が長男・長女、頭の憶(こころ)が次男・次女、胸の情(こころ)が三男・三女。進化のプロセスからも、また、能楽師・安田登氏の『身体感覚で『論語』を読みなおす。: ―古代中国の文字から―』(新潮文庫)では心という漢字が後代に創られたことからも、この順序では。
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2025/08/05 [火] 今日の一日
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朝、北野天満宮で目にはいった短冊、「みんなとわたしがしあわせになりますように」――幼稚園児だろうか。宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』の一節、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」にも通じるが・・・。
彼女がおおきくなった時、「わたし→みんな」に順序が変わるのだろうか。また再び、「みんな→わたし」になってほしいのだが。 ※ 『らくてん通信』の原稿、終了まであと一歩。明日に発送を予定している豆料理キット定期便の準備。 読書感想: (一)島薗進『死生観を問う 万葉集から金子みすずへ』(朝日新聞出版):文献からの引用の連続(知識の羅列)はひびかない、失望。 (二)玉野和志『町内会―コミュニティからみる日本近代』(ちくま新書):何故、町内会が行政の下請けのような存在なのか?それは、大日本帝国の政治的な制度設計によるもの。戦争中は「隣組」、戦後はGHQによってファシズムを支えた組織として「解体」されたが、その後復活。町内会の歴史は理解できたが、現状(高齢化と加入者の減少)に対する処方箋が「NPOなどの市民活動との協働」と提起、具体的な事例が書かれていないので、疑問が残る。
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2025/08/04 [月] 〈右と左を分ける3本の対立軸〉
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「世に倦む日日」氏のnote寄稿 2025年7月30日より――参政党を、いや十年前の安部政権から、「極右」と断言できなかった、腰抜けな日本のマスメディア。
戦前の大政翼賛会の轍(てつ)を再び踏む、自覚は?
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2025/08/03 [日] 今日の一日
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『らくてん通信』の原稿書きと、ゲストハウスの後片づけ。早くも無花果が二つ稔った。おいしい。今日から十七日間の夏休み。長いようで短いので、“有意義”に過ごさないと。
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2025/08/02 [土] 踏んだり蹴ったり
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前川金時に、虫が発生していた。幸い“大洪水”になる前だったが、後始末に追われる。さらに、ゲストハウスに泊まっていた三人の外国人。非常識な行動に、振り回される。
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2025/08/01 [金] 地殻変動?
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山口から『原発いらん!山口ネットワーク』のニュースレターが送られてきた。一面の参議院議員選挙(山口選挙区・定数1)の得票結果を見て、驚いた。
一位は自民現職で22万票、次点が参政で13万票、三位が国民で12万票、反原発を掲げた立民推薦の無所属候補は9万票だった。参政と国民を合わせると、自民を上回る。こんなことが今までの選挙で――敢えて挑発的な書き方をすれば、“田舎の山口”で――あっただろうか? ※ 火曜日から、ゲストハウスにジョージアの映像作家が宿泊しているが(三十七歳の女性、東京で開かれるフィルムフェスティバルに招待された)、今日から一泊、マカオと台湾の同じく映像作家のカップル(共に三十代前半)が泊まりに来た。国際色ゆたかな楽天堂!
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