100年計画  

2007年4月

[Topics]

26 Feb  ひかり農園通信第338号より
 会員の浜松・ひかり農園の鈴木宏子さんから届いたニュースレターを転載します(楽天堂・無々々)
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 公開講話(野口裕之先生)体験記―2007年1月28日 京都にて
 昨年の夏、体の不調(子宮筋腫だったのですが、結局手術はしないで現在に至っています)をきっかけにして、西洋医学では原因不明、治療は手術のみという中で、自分で自分の体を整えることに気持ちを向けていろいろ学び、周囲の方々もアドバイスや治療をして下さっています。漢方、針灸、フラワーエッセンス、ヨガ、活元会などなど。自分の体と心をみつめながら試行錯誤の半年間でした。それぞれに奥が深くて、自分が変わるきっかけを示してくれるものです。

 その中で、京都の楽天堂・高島夫妻に正月伺ったときにすすめられ、整体講座に参加しました。千晶さんの「野口先生のお話を聞いて人生が変わった。今の仕事を自分の仕事にするきっかけをもらった」という言葉、無々々さんの「体の状態は、単に個々の体調や心の状態だけでなく、自分の無意識の願望や身近な人との関係や感情、さらに文化、歴史の中で必然的に起こっている体の状態である」というようなことを言われたようだったのですが、お二人の言葉に何か私のいのちがひびきあうものを感じたのです。

  そして、自分の体は自分だけのものではない、たくさんのいのちの集合体であり、自分の意志をこえたものでもあるような感覚がわいてきました。そしてそれをもっと知りたいと思いました。

 年九回、毎月二十八日に行われる講義と実習ですが、一月はちょうど日曜日で、夫は消防団の旅行、母は託老所でショートステイ、息子の聖はいとこの家に泊まることになり、願いがかなって参加することができました。東海道線のゆっくりした旅で、本当にいろんな方のおかげでありがたかったです。

 感想をひとことで言うと、まさに聞きたかったことを聞き、理解や実践はまだまだですが、大切なことを今、伝えられようとしているのだな、しっかり受けとめたいと思いました。心に残る言葉や、実習の時に少し感じた身体感覚はとても語り切れません。が、講師の通称ダン先生の、自分の運命を受け入れて命をかけてうそのない生き方を真剣に求めておられる姿、その心が伝わってきて涙が出ました。

 人間は気を集中することで自分を殺している、ふっと気を抜いた瞬間によみがえる。人間と人間のコミュニケーション整体とは、対人関係の技術、間の技法であると語る話しぶり。整体とは健康法でも治療法でもない。苦痛から脱却しようとして病気をなおすとこわい。むしろ病気ですんでいる。治療のむずかしさは、治していいものかどうかの判断のむずかしさである。

 整体は人と人がひびきあうための技術。親と子、教師と子ども、医者と患者の関係の中でもお互いにひびきあうものが失われつつある。言葉の背後にあるからだの感覚は日本文化の中にもともとあったものだそうです。伝わる、ひびきあう、わかる。伝わってきたものを伝わった分だけ返すという対人関係の型(ものとの関係でもある)を再びとりもどして、人として堂々たる人生を!というメッセージがありました。

 人も作物も、本来持っているすばらしい力をひきだすことができたら本当にいのちをそれぞれに、つながりの中で全うできるのだろう。そのための知恵を、受け継いでいきたいものです。

15 Mar アトピーに関する本
 こんにちわ、福井の中村裕美です。アトピーの治療のことで、子供が乳児の時悩んだ経験があります。ステロイドはやはり嫌だなという気持ちがあり、食餌療法中心の病院に通いましたが、あまりに厳しく、効果もなくノイローゼのようになっていたとき夫婦して本をよみあさりました。そして一番納得できたのが竹原和彦著『こうして治すアトピー』岩波アクティブ新書です。

 アトピー性皮膚炎とは何かといういこと、ステロイドによる治療拒否からはじまった高額なアトピービジネスのこと、上手な主治医の見つけ方、など皮膚科医の立場からニュートラルに説明がなされているように思います。これを読んで、私の場合ステロイドを子供に使うことにも恐怖心はなくなり自然療法を中心にして、悪化したときには皮膚科の薬(ステロイド)に頼る、という二本立てでゆる〜くやって行こうという気持ちになりました。

 もし、アトピーとステロイドのことで悩んでいる方がおられたらおすすめの1冊です。(それから、この竹原先生は金沢大学の先生だそうですよ)

18 Mar 先日はありがとうございました。
 豆料理クラブのみなさま! こんにちは 埼玉@松浦智紀です(サン・スマイル)(前略)
 あの日の夜、マチャプチャレで食事をさせていただき、その時に「小麦」の話になりました。都間さんからお手紙を頂いたので、MLで書かせていただきますね!概要は・・・今の〈日本の小麦と流通の問題〉です。なるべく簡潔に書こうと思いますが長くなります。

 まず、前提として知っておいていただきたい今の日本の農の現状・
 今、日本の大きな農業問題として
 1)新農業基本法に法った「担い手育成・品目横断的経営安定対策」(いわゆる品目横断・経営所得安定対策等大綱)
 2)「対豪州FTA」問題があります。(農産物の自由貿易協定)

 北海道では100町歩規模であっても経営が難しくなってくるのでは?と一部で言われ、確か・・対豪州FTAが完全合意されたときには、主要農産物6,000億円分が輸入されるとか、日本の穀倉地帯北海道での年間農産物生産量が7,000億円ですから、これは日本の国土を維持することに対しても深刻な問題です。(外務省と農林水産省ががちんこしてます。。外務省の言い分として、FTA EPAが完全合意された場合、日本の国民総生産が0.3%〜1.3%上昇するという試算だそうです)※おそらく協議が延びるか、完全合意はありえないと思いますが。

 また、いわゆる品目横断にしても、北海道では10町歩(特例あり)以上作付けのある生産者のみに国金(助成金)が出るということで、こちらも離農者を増やす原因となっています。そして、日本の国土の50%以上を占める、中山間地への直接保障もままらぬまま・・有機や農薬不使用・特栽に限らず、国産主要農産物、農地がこのままでは壊滅です。

 数年前から言われていた農家の高齢化の問題も、いよいよ本格的にその時期に入ってきています。おそらくここ5年〜10年で日本農業は大きく変わります。(ですから、堀さんの取り組みも含めて本当にすばらしい事だと感動してますし、なんとか力になれるところは力にならせていただきたい!)

 そのような中で、小麦の話です。(これから出てくる価格は生産者手取りの60kg玄麦、流通経費など入っていない価格です。また数字はおよそです。(データが古いものもありますので)また、曖昧に言いますが・・最近流通形態が変わっている所もあるので、概略としてとらえてください)

 国産小麦は助成金作物です。国が、助成金を出して流通が成り立っています。アメリカ産などの小麦は一般的にその国が出す輸出補助金で成り立っています。

 国産小麦の流通は「民間流通連絡協議会」が大きな役割を果たし、小麦を必要とする業者やメーカ(例えば醤油屋さんとか)は、2年前になんと言う品種を、どのくらい必要とすると申請します。それらの状況を踏まえて、作付け量が決まります。

 生産量については大きな変動がありませんので、例えば松浦智紀が小麦を作りたい10トン作りたいから〜と協議会やJAに言ったとしても、おそらく認められません。それは、小麦生産の新規参入があった場合、生産量を他のどこかで削らなくてはいけないですから。

 買うほうも、申請しても、例えば秋場和弥さんの小麦がほしいといっても、いざ実際の入札の際、落とす事が出来ない可能性もあります。

 何がいいたいかといいますと。入札にのっとり、助成金がもらえる場合助成金約7,500円 業者買い取り価格約3,000円というのが大体です。輸入の場合業者買い取り価格は500円〜1,000円 無肥料栽培などで新たに小麦を作る場合は助成金の対象になりません。減収を見込んだ時、24,000円が永続可能な金額ということが言われました。

 そこでどう考えるかなんです。1)輸入小麦750円 2)国産助成金小麦3,000円 3)たっぷり肥料を入れた助成金なし小麦12,000円 4)国産助成金なし無肥料小麦24,000円 輸入小麦を1とした場合、2)は4倍、3)は16倍、4)は32倍です。

 さあ!どれを買ってくれますか!と消費者に言った時、どんなに説明したってほとんどの人は3) 4)の小麦は買ってくれません。秋場さんは小麦の価格、小麦は輪作作物の一環だからしかたがないと。江戸時代からの現在の農業政策は「生かさず殺さず」ということがあります。

 20才代でコンサルタントの仕事をしている方の話を聞いた事があります。派遣で時給15,000円だそうです・・(※時給です)ちょっとおかしいと思いません?所謂第三世界で素晴らしい技術をもっていながら一月一生懸命働いて1万円にもならない世界もありますよね。

 ぜったい狂ってると思います。農家がまず日の目をみるべき。それはお金じゃなくても。

 小麦は輪作作物だらしかたないという秋場さんの言葉を私はそういわせないようにしたい。ベンツに乗って〜とかではなくせめて、生活がしっかりできるようになってほしい。せめて国民年金を免除されるような低所得はクリアしてほしいのです。

 でも実情では形にできていません。この価格で流通してあげたいと思う心と、それが思うように行かないところ、秋場さんはそのことも充分承知の上、しかたがないと。

 スーパーで1k200円の小麦(原価をしっているので輸入なのに高いですよね・・)国産の300円の小麦助成金なしの800円の小麦が並んでいたら・・・みなさんどれを買いますか・・
 どんなにいいことを言っても、800円の小麦なんて現実ほとんどの人は買ってくれませんよ。だからどうしようもないもどかしさがあるんです。

 他の助成金作物として大豆、ビート、澱粉用馬鈴薯、さとうきびがあります。大豆は、小麦とはすこし違いますが、販売は大変です。。生産者が永続可能な、また再生産可能な価格設定をつけたい。でも、それでは現実今の日本の流通形態ではできない

 マニアックなことではなくて、何が今考えられる一番の最善であるかを考えながら、安定した価格で生産者の生活に責任を持ちながら歩んでいく事が流通の私の仕事だと思っています。

[レシピ]

11 Mar 三五八と私
 御無沙汰しております。昨年12月28日に、無事女の子を出産し、2ヶ月が嵐のように過ぎて少し正気を取り戻しつつある新米母ちゃんのヒサコです。(前略)
 そうそう、先日作ってヒットだったのは楽天堂レシピのバニラプディング!急に東京から友達が遊びに来ることになり、何かデザートをと思って冷蔵庫を見回したところ、豆乳と甘酒があったので気になっていたプディングをしてみようと思い、でもバニラもコーンスターチもなかったので、豆乳と甘酒と塩と片栗粉。どうかな?と思ったけど、なんともこれだけでとろける様な幸せなデザートになりました♪トッピングに頂き物の苺で作ったコンポート風の苺ジャムをのせれば春らしいカフェのデザートの様な一品に!糀部のみなさん、お勧めです。苺ジャムも簡単なので是非。

 苺1パックを洗い、水を切っってへたをとったものに砂糖を大さじ2−3振り掛けて、2−3時間置く。(私は椰子の花蜜糖でしました)苺の水分が出てヒタヒタになってきたら強火で一気に炊いて出来上り。苺の形がきれいに残って、味も新鮮さが残って美味しいです。お砂糖も少なくてもちゃんと甘いのでひとつで満足出来る!ああ、なんて私にもってこい。

21 Mar 〈キャベツ料理 カォリ・ソフォカーティ〉、『湧』の見本誌さしあげます
 おはようございます、千晶です。
(前略)
 都間さんが気に入ってくれて、ぜひMLに流したらいいとアドバイスしてくれたキャベツの料理を紹介します。カヴォリ・ソフォカーティという簡単な家庭料理です。

@にんにく1かけと玉ねぎ4分の1個はみじん切りにする。
A鍋にバター50グラムとEXVオリーブオイル大さじ3強、@を入れて炒め、いい香りがしてきたら、細切りにしたキャベツ小1個と塩ひとつまみを加える。
Bふたをして弱火で煮る。30分たったら白ワインビネガー半カップを加え、ふたをしてさらに30分ほど煮る。最後に味つけする。
CEXVオリーブオイルをかけ、フォークでキャベツをつぶすように混ぜながら食べる。

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