100年計画  

2006年11月

[Topics]

29 Sep 〈「できないこと」の発見〉
 千晶です。おはようございます。(前略)「できない」ってことを発見するって、すごいことですね。

 ある夏に気がついたことを思い出します。山口に住んでいたときのことですが、娘の菜芭がどんこと呼ばれている魚を近所の子たちと競って捕ろうとしていました。でも、菜芭だけは捕ることができない。子どもの世界はそれなりに厳しくて、誰も捕り方を教えてくれない。来る日も来る日も、網とバケツを持っては出かけ、一匹も捕れないで帰ってくる。今日もぜんぜん捕れなかったよ、と肩を落として。一夏じゅう、他の子どもたちに混じってそんなふうにがんばっていて、やっと夏が終わる頃に、少し捕れるようになりました。

 ところで、その頃にわたしは菜芭と川のそばの道を散歩していて、彼女がすごいすばやさと注意深さでどんこをみつけるのに驚かされた。わたしは見つけられないんですよ。川の底の色に同化してるし、じっとしてるし。でも、菜芭には見えるんです。大人の歩調のわたしと歩いていても瞬時に見えるようになってる。そのとき、わたしは、菜芭が一夏じゅうかけて、どんなに集注することを学んだか知りました。

 今から思うと、全然捕れないとき、新米母のわたしは「この子はわたしに似て鈍くさいのかなあ」と思って少し嘆いていた。早くできるようになればいいなと思って見ていた。でも実は、その「できない」という時間こそが豊かだったんですね。

 その少しあと、どこかの市が企画した魚のつかみ取り大会が開かれることを新聞で読みました。どの子どもも捕まえられるように、たくさん魚を放流するというようなことがたしか書かれていて、それを読んだとき、そういう環境では菜芭が経験した「できない」時間の豊かさはないだろうと思った。

 はっとさせられるできごとでした。それから後、たとえば幼稚園で芋掘りに行ったとき、こどもに「できない」ことがないように、生い茂った葉が刈り取られ、土がふかふかになってるのを見ると、菜芭の経験したこの1件を思い出し、ちょっと残念に思います。

 わたしもワークショップを企画するとき、ついつい親切にどうやったら「できる」かってことを考えるのだけれど、「できない」ってところをどう楽しむかってことは忘れがちだなあ。

29 Sep 〈鍋カバーモニター報告(2)
 鍋カバーモニターからの報告が3つ、届いています。お手紙できているのもあるので、順に掲載します。まずは、安岡さんのです。指摘して下さってるとおり、吹きこぼれしないというのは大きな長所です。ひもの長さは重要な検討課題ですね。鍋カバープロジェクトについては、小倉さんがそのうち初期の頃の試行錯誤を紹介してくれます。ここまでくることができたのは、たくさんの人のアイデアのおかげです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします(千晶)
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 会員の安岡留美です。
 土鍋で黒豆を煮ました。沸騰後新聞紙3枚でくるみ、鍋敷きの上においてカバーをかぶせました。すっぽり包まれていなかったので心配で、家にあったシンク下シート(片面がアルミで薄手の物)をお尻の方からくるみ(新聞紙の上)、上からカバーをかけました。

 30分後には黒豆は柔らかくなっていました。更に30分追加(計1時間)で置いてみたところ、まだあつあつで土鍋の蓋には素手で触れないほどでした。冬場部屋の温度が低い時でも、この方法なら十分行けると思いました。

 お尻を包まないで、上からカバーをかけるだけだと1時間後には蓋に素手で触れました。熱が下から逃げ出したようです。黒豆は煮えていました。

 お料理によって、包み方を使い分けるといいかもしれませんね。カレーライスも沸騰したらルーを入れて、30分おいて置くだけで(厚手のお鍋)美味しく出来ていて感動です。

 届いた時は盛夏だったので、布地が暑苦しく思ったのですが今の季節なら抵抗がなく、収納もボタンには合いませんが小さく巻き、ゴムバンドのような物で止めるとかなりコンパクトになります。デザインも素敵でお洗濯にも強そうですね。

 暑い夏にこそ、このカバーは活躍すると確信しました。育児に忙しく圧力鍋を買おうか考えていたんですが、十分すぎる威力を感じ却下です。色々なお鍋に使えるのがいいですね。

 それと、土鍋は吹きこぼれやすいので今迄コンロのお掃除が大変でした。(特に黒豆!)この方法ならついうっかり・・がないので気が楽になりました。焦げ付きの心配も要りませんね。(いなりのお揚げ等)

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 次はりえさんからの報告です。ひもの結び方がわかりにくいという声が他にもあったので、今度は発送するときに結んでお送りしようと思いました。(長野県のおおはまさんがそうアドバイスしてくださったのです。)ひもはやっぱり長くした方がよいのかもしれません。その方がいろんな使い方ができるということでしょうか。それから、今朝、せんこさんからファクスが入りました。祝島漁協に第一回のカンパ(鍋カバープロジェクトの収益)を届け、いろんな話を聞かせてもらったということが書かれていました。帰ってきてレポートしてもらうのが楽しみです。(千晶)
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 おはようございます。愛知県の利栄です。やっとやっと鍋カバーを使ってみました。花嫁道具用品にしまいこんでしまっていたので、引っ張り出してきました。皆さんのMLをチラッと拝見し、同封の用紙を見たつもりでやってみました。

 うずら豆を300g昨夜水に浸しておき、今朝沸騰させて、それから5分くらい中火にかけ、火からおろしました。新聞紙1日分で鍋を包み、さあ鍋カバーの出番です。その時、母親が現れ、「この紐は下で結ぶのかん?」と言い、私が鍋をさげて、母が下で結びました。母と「一人だったらどうするだん?紐が長けりゃもっといい。」とぶつくさ言いながら60分待ちました。ドキドキしながら、鍋の蓋を開けると、「うわ〜〜〜。」っと一人で感激していました。ちょうどいいあんばいに出来ていましたが、もうちょっと煮たかったので、さらに5分〜10分火にかけました。

 それでよくよく用紙を見ると、紐を結ぶところが違っていた…。きちんとみてからやれば、上記のような問題もないと反省反省です。慌てちゃああかんです。でも、下で紐を結んでも、安定感ああって良かったし、それも手があればよしかなあと。

 使ってみて、これは、パン生地の発酵にこれから大活躍しそうです。また、温度を保つという面で、夏でも活躍してくれそうです。温度を逃がさないから、ある程度冷蔵庫で下げて、包んでおいておけば温度が下がらず、多少そのままおいておけるかなあ〜。ちょっと試してみますね。あと、同様に酵母を起こすのにも役立ちそうです。もともと保温のペットボトルをいれるものを使用したり、工夫をしていましたので。ホシノ天然酵母を起こす際、30℃を20時間保つのに、機械のない私は冬季は半分徹夜でやっていました。

 いろいろ使えそうで、生活の枠が広がりそうですね〜。電化製品等に頼らず、いろいろかんこうをしてできるといいなあ〜。とこれから始まる新婚生活に期待をしています。サイズ違いのものがあるといいなあなんて思いました。あと、縛る紐を長くして、包むのもありかなあと、長ければ、手がなくても一人でやれます。

 遅くなりましたが、モニター報告です。これから、鍋カバー君大活躍してくれそうです。

01 Oct 〈カレー料理のスパイスの分量〉
 千晶です。(前略) 27日のまさえさんのご質問(カレーをつくるときのスパイスの分量)についてですが、わたしはカレーを作るときは、いつもレシピにそってスパイスを入れています。だからもっとカレーづくりに慣れてる方に書いてもらったらいいなあと思ったのですが、でもだいたいの目安を書いてみますね。

 野菜と豆1キロに対してクミン大さじ2、コリアンダーが大さじ3、ターメリック大さじ1が主なところで、あとは小さじ1の一味唐辛子とガラムマサラ、好みでカルダモンやシナモン、クローブなどをそれぞれ小さじ1〜2入れています。ショウガのみじん切りを入れることもある。このスパイス類を入れるのは玉ねぎをきつね色になるまで炒めた後だけど、玉ねぎを入れる前に、油を入れて少しあたたまったところでクミンシードを小さじ1くらい入れて香りを出し、パチパチ音が立ってきたら玉ねぎを入れる、というプロセスを加えるとアクセントがはっきりしたカレーになります。それから、塩加減が大事。日本人は塩が少なくなりがちで、そのせいで味が決まらないことも多いみたいです。

08 Oct 〈祝島産びわ茶の加工を見学〉
 佐野仙子です。(前略) びわ茶の加工は、港のすぐ近くの民家の一角で行われていました。その日は、山戸さんと、山戸さんの奥さんのあきよさん(26才)と地元の年配の女性たち4名、の合計6名で作業をされていたそうです。作業の行程を、順を追って見学させてもらいました。

 びわ茶の原材料は、島の特産の果物《びわの実》の、葉っぱです。祝島びわ直産グループの代表、坂本育子さんから、いろいろお話をお聞きしました。

 まず、びわ茶の作り方から。
 かごにぎっしり入って作業場に運びこまれたびわの葉を、まずは洗って、泥などの汚れをとる。(洗濯機を使っていました)きれいになった葉を、刻む。(レストランの厨房などで使われるような業務用のたまねぎみじん切り の機械が使われていました)細かくなった葉を大きな厚手のビニール袋に入れて、数日置く。(夏なら1日、冬なら数日。びわの葉の持つ酵素で発酵させる。袋をあけてさわらせてくださったびわの葉は、ぽかぽかと暖かくなっていました。)発酵のすんだ葉を、網の上にひろげて、日にあてて乾燥させる。その後、しばらく置いて、(味がまろやかになる)出荷の直前に煎って、袋詰めして、完成。

 びわ茶は、古くから島の人たちが(まだお茶の葉が贅沢品で、今のように普通に飲まれる以前は特に)食事時になると、庭先に植えてあるびわの木の葉っぱをちぎり、火であぶって、やかんに水と入れて煮だして飲んできたお茶。それを10年ほど前から、島おこしに取り組む中で、商品化できな いか、いろいろ試行錯誤をくりかえして、今の製法にした。

 びわの木は、成長が早いので、びわの実を採集しやすい高さを保つため にも剪定する必要がある、その時にびわ茶用に葉をまとめて取ることができ る。お茶にするには、半年以上たった古い葉がよい。(若葉だとえぐ味が強 い)彼岸の時期に取る葉が、お茶にするには一番良い。(私たちが行った時期は、たまたまこの季節だった)

 古くからの祝島特産であるびわは、現在でもほとんど無農薬で栽培されている。特にびわ茶にする葉は、除草剤も使っていない木の葉を使ってい る。

 ひわの葉は、葉脈が固いので、機械にかけて刻んでも、どうしても葉脈の軸の部分が砕ききれない。でも、軸からは良い成分もしっかり出るので取り除かずに、手作業で、はさみを使って細かく切り直している。この作業が、女性たちの仕事である。

 山戸孝さんは、後で話してくれました、 (島の人たちがこうやって大切に作り続けてきたびわがあったから自分は島にもどってくることができた。農薬を使わずに作り続けてきたびわがあったから、今こうして自信を持ってびわ茶という商品にすることができる。)と。

 そして、飲ませていただいた冷たく冷やしたびわ茶は、茶色がかったきれいなオレンジ色をしていました。(おいしい)と思わず声が出てしまいました。くせの少ない、あっさりしたほのかな甘さがある飲み物です。しばらくまだ冷たいお茶がほしい間は、うちではこれを飲んでみよう、楽天堂にも置いてみてもらおうと思い、買ってきました。

 飲み方は、びわ茶大さじ山盛り一杯(約4グラム)を、1800ccの お湯で約10分煮出す。火をとめて、しばらく置いておくと色がきれいに出ま す。坂本さんの話では、このお茶で茶粥にしたり、寒天にしても(祝島は寒天の原料のテングサも豊富)おいしいそうです。(後略)

12 Oct 〈鍋カバー・モニターの報告(3)〉
 こんにちは、畠中彩乃です。千晶さんに鍋カバーの報告をしたものをMLの方にも読んでいただこうと思い、転送いたします。拙い文章ですが、何回か使用してみての報告です。

 まず、最初に手にとったときの印象は、思ったよりも薄く、これで保温できるのだろうか?と思いました。というのも、以前に鍋帽子なるものを見たことがあり、これはふかふかのクッションみたいに分厚いものだったので、お鍋を保温するにはかなり厚みがないといけないのだなと思っていました。

 さて、使った感想ですが、鍋はホーロー鍋を使いました。直径22cmくらいのものですが鍋カバーをすっぽりとかぶせることができました。ひよこ豆、大豆などを茹で、沸騰したらすぐに火を止めて鍋カバーをしました。置き場所は、踏み台(ホームセンターなどにおいてある、すのこに脚をつけたようなもの)の上に新聞紙に包んでから鍋カバーをかぶせました。1時間ほどで煮えていました。

 ただ私は普段圧力鍋で茹でることが多く、いつも5分くらい圧力をかけ、指で簡単につぶせるくらい柔らかくしています(小さい子がいるので余計に柔らかめにしているのかもしれません)。その状態に比べると、今回は歯ごたえが残る固さでした。でも茹でたお豆さんをスープや煮込み料理に使っていくにはこれぐらいの固さでいいのかもしれません。

 圧力鍋の場合は柔らかくなるのはいいのですが、薄皮もはがれていたり、つぶれていたりすることもあります。他の方も書かれていたように、すのこ状の踏み台においたということもあり、下から熱が少し逃げていってるのかも知れません。置き場所を考えないといけませんね。皆さんは「お豆さんを茹でた」といわれる時、どれくらいの固さの状態を言われているのでしょうか?今回、鍋カバーを使ってみてふと思いました。

 説明書には沸騰してすぐ火を止めてとありますが、5分くらい茹でたほうが柔らかくなってよさそうです。好みにもよるかもしれませんが。

 先日は黒目豆のライススープを作りました。今度は煮立ってから5分ほど弱火で煮てから鍋カバーをしました。スープといっても、水が少なかったのか、お米が多かったのか、ふたを開けてみるとリゾットのような状態でしたが、鍋カバーをしていたので鍋底に焦げ付くこともなく、2時間程度置いていましたが熱いままで、黒目豆もしっかり柔らかくなっており、おいしかったです。

 火を気にしなくてもいいので、ふきこぼれもなく、本当に良かったです。帰宅が遅い家族がいらっしゃる場合にも重宝すると思います。鍋カバーをしておけば、かなり長い間保温できるので、特にこれから寒くなる季節には本当に出番が多くなりそうです。また、四隅についている紐を結ぶということで、片手鍋でも隙間から持ち手部分を出すことができますし、いろいろな形の鍋に対応できるのではないでしょうか?

 布で包んで保温するという方法を今回初めて体験したのですが、思った以上に1,2時間経っても鍋肌が熱いことにびっくりしました。弱火でも火をつけていないと煮えないように思っていましたが、鍋カバーの威力ってすごいです。一番厚い部分でも3cmぐらいしかないのに!このような機会をくださり、ありがとうございました。これからもがんがん使っていきます。

15 Oct 〈小さい商売と町の関係〉(きっと京都以外でも)
 おはようございます、千晶です。
 昨日は、京都以外でできただろうか?とつい書いてしまったけれど、実際には、京都以外で小さくていい商売やコミュニティ活動をしている人があるのを知ってますし、できるとは思うんです。(聞かせて下さいね、藤田さん。来月の3日の豆おやつパーティーで!)

 わたしは東京でも山口でも、できなかったんです。京都は自分の町!と感じられるからうまくいくんでしょうね。でも、なんでまた京都を自分の町とわたしは感じたんだろうか。そのことに、京都以外の町でもコミュニティを作っていくヒントがあるように思うので、考えてみました。

 (1)小さい商売をしていて、時間がある:山口での商売は規模が大きくて、そのせいでたくさん売らなくてはいけなくて、忙しすぎた。土日祝日(稼ぎ時)に出かけていくことができなかったから、地域の人とつながることができなかった。国道沿いにできた新しい店で、周囲のお店とのつながりもほとんど皆無だった。今は町の中にとけ込んで商売をしている。日曜もまわりと合わせて休んでいる。

 (2)こびをうる必要がない:トージバの渡辺さんが来ておしゃってました、京都は町を歩いていても、こびを売らないでどっしりした商売をしておられる店がたくさんある、と。山口でも、そういう商売人がかつてはいたと思うのですが、わたしが見ていた10年の間でも、生き残りをかけてコンビニに生まれ変わるところが多かったです。そうなると、とても忙しそうだし、見る見る疲れていくし、希望が持てない。でも、実際のとこは、京都と同じような可能性はあったと思うんです。そういうのを求めていたお客さんはあった。だけど、まわりの商売人が焦っているから、ゆっくりやっていく道を思いつかない。まわりの商売人より目立とうと広告をうったり、目新しいことをやることしか考えつかなかった。

 (3)仲間の商売人がいる:少しでも目立とう、お客さんを奪おう、と考えていると、まわりの商売人が敵になってしまう。京都のように助け合う仲間として感じられなくて、敵になってしまう。とっても大きい資本が、巨大な商業施設を作るから、商売人はみんな萎縮してたこともありますね。今は何となく、安心感があるんです。

 (4)職住一致商売をしている家に家族で住んでいる:このことは、想像以上に意味があるのかもしれません。

 (5)言葉にふくらみがある:このことは、上の4つのことと関係があるんでしょうね。お客さんと話す言葉にも、商売人どうし話す言葉にも、余裕がある。忙しく自己PRする必要がないし、生活とつながったところで、自分の言葉が出てくる。その言葉が地域とも学校とも幼稚園ともつながっている。

 (6)茶の間を開放してそこで集う:座敷が6畳間と狭いのに、うちでやる豆ランチパーティーが一番です。
 
 (7)台所を開放して、みんなに料理してもらう:先日の豆ランチパーティーの日、わたしははじめて何も料理しなかった。都間さんとせんこさんがほとんどやってくれて、山上さんがてんぷらをあげてくれて、大月さんが枝豆をていねいにゆでて、、、、。すごく幸せでした。

 (8)子ども部屋を解放して、小さい子どもに来てもらう:これもいいかも。あの日は、2階の子どもたちが、自然発生的にフリマをやって、大人に何か売りに来ては小遣い稼ぎを画策していました。保育要員として関口さんがいてくれたのも、よかった。どんどんと、やりやすくなってきました。

 時々、こんなに楽しいことばかりしていて、いいんだろうかと思うことがあります。多くの人が働き盛りで家を建てたり老後にもそなえる中で、その日のことだけこんなに楽しんでいて大丈夫なんだろうかと。(小心者ですね。無々々は根っからの極楽とんぼなので思わないのです。)

 でも、近所のおばあちゃんと話していると、大丈夫な気がするんです。路地奥の安い借家(2万とか3万の借家があります)で一人暮らししているおばあちゃんは、とても幸せそうなんです。聞かしてもらう話は、子育て真っ最中だった頃の、もっともっと活気があったこのあたりのコミュニティのこと。仕事そっちのけで、職人だったご主人が近所の子どもを連れて山や川に行ったこと、近所の子どもたちみんなのためにラジオ体操の皆勤賞の品を買いに行ったこと、すいかわりのこと、みんなで焼きそばを作って食べたこと、などなど話してくださる。今は寂しいその路地にいっぱい思い出が詰まっていることが、そのおばあちゃんと話してると感じられます。

15 Oct 祝島で緑色の豆に会いました
 佐野仙子です。(前略) この緑の小粒の豆やえなりは、緑豆、楽天堂ではカレーのキットなどで扱っている(ムング豆)でした。祝島では、おかゆに入れてまめがゆにしたり、羊羹にして(緑色のきれ いな羊羹になるそうです)食べるそうです。(同じ山口県内でも、西側、例えば私の出身の宇部の方ではこの豆は栽培されていません)

 帰ってきてから調べてみると、http://ja.wikipedia.org/wiki/リョクトウ (ウィキペディアフリー 百科事典)によれば、「緑 豆・英語名 mung bean青小豆、八重なり、(←やえなり)分豆マメ科 ササゲ属インド原産で、現在は主に東アジア〜南アジア、アフリカ、南アメリカ、オーストラリアで栽培されている。日本にも縄文時代にすでに入ってい た。(利用)日本においてはもやしの原材料として利用されることがほとん どで、ほぼ全量が中国から輸入されている」 他のどこかのHPで、(国産の緑豆の栽培がすすめられるかどうか の実験)等も見かけたのですが、(確か北海道でした)日照時間や収穫時期の雨量などがあわないので難しいという結果が出た、ということが書かれていました。(このあたりのことは、サンスマイルの松浦さんはきっと詳しいのでは。よろしければ、ぜひ教えてください)

 で、島のそのおばちゃんは(虫がつきやすい豆なんよね〜、それに小さいから選るのが(選別する のが)手間だし、でもまあ、そんなこと言っても、ごまも作ってるんだから、 ごまのよりわけと比べたらたいしたことないけど)と、笑っていました。山口県の他の島ではどうなのかな、調べてみたくなっています。

25 Oct 自慢にしたいもの
 藤原です。(前略)  誰がいつ書いたと思いますか?読んでソウゾウして下さい。

 「・・・・・・こんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ 戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。「放棄」とは、「すててしまう」ということです。しかしみなさんはけっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行っ たのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。 もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかし て、自分の言い分を通そうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかける ことは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手を脅すようなことは、いっさいしない ことにきめたのです。これを戦争の放棄というのですそうしてよその国となかよくして、世界中の国が、よい友達になってくれるようにすれば、日本の国は、 さかえてゆけるのです。」

 これは、日本政府が書いたものです。ナカナカ分かりやすいし、核心を突いていると思う。それを政府が書いているところが面白い。1947年に文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』の一節です。

 これを見つけた時、なんて素敵なんだろう!と驚きました。こんな素敵な先人たちの誓いを大切に、自慢に思わなくてはいけないなぁ、って。教育基本法も、とてもすばらしい文章であると聞きました。(見た事はあるはずなのに覚えていなくてはずかしい…)変えようと思う人たちの気持ちはどんなふうなんだろう??

[レシピ]

01 Oct 〈セロリと油揚げの和えもの〉
 千晶です。
 元気なセロリをいただくことがあって、どんな風に食べようかなあと思って試してみた料理がおいしかったので、紹介します。セロリを縦に薄切りにし、油ぬきした油揚げを中火で両面あぶって細切りにしたものと混ぜます。しょうゆ大さじ1,植物油大さじ2,おろししょうが小さじ1で和えてできあがり。山口にいるときに、朝市で元気のいいセロリとよく出会ったことを思い出しました。生のセロリっておいしいなあ。(後略)

19 Oct Re: 祝島海の幸レシピ
 さのせんこです。
 10/16にお送りした、海の幸レシピの、〈たこの薫製と玄麦のサラダ〉の中の、材料のひとつ、(玄麦)の調理の仕方について、補足です。

〈たこの薫製と玄麦のサラダ〉
[材料]たこの薫製、トマト 1個、セロリ 1本、玄麦〈乾燥しているもの〉ひとにぎり、(ドレッシング)オリーブオイル 大さじ2・ 白ワインビネガー 大さじ2・オレガノ 小さじ1・おろしにんにく 少々・砂糖 ひとつまみ・塩こしょう・(好みでマスタード 小さじ1)
[作り方]
(1)たこの薫製を1cm幅くらいに切る。
(2)トマトは種をとって1cmくらいの角切りにする。セロリも1cmくらいに切る。
(3)ドレッシングをまぜあわせ、(1)+(2)とあえる。
※ 先日は彩りで、いただいた黒豆の小さいものも入れていました。
 
    
 上のレシピで、(玄麦)の下準備について、抜けていました。乾燥したもの、そのままではこのサラダには入れられません。加熱が必要です。

 千晶さん、つまさんにお聞きした、玄麦のゆで方。 1時間ほど水につけおく、中火で、様子をみながら(時々食べてみて、様子を見ながら)30〜40分ゆでる。ゆで加減は微妙なところなので、時々様子を見ながらゆでてください。千晶さん、つまさんが作っていたサラダでは、ぷちぷちとした食感が残る程度の固さでした。

20 Oct リサイクル料理、くもりのち晴れ
 千晶です。(前略) ところで、昨日はマスタードを使った料理を3つ作ってみました。そのひとつが、オニオンスープだったのですが、仕上がりぎわに大失敗してしまいました。白こしょうのびんの中ブタが外ブタと一緒にはずれたのに気がつかず、お鍋の上でビンをふったところ、ビンの中のこしょうが全部すっかりお鍋の中に。「きゃー」と年甲斐もなく叫んでいました。せっかく玉ねぎのスライスをバターで炒めてじっくり蒸し煮して甘みを出した後なのに!うまれてはじめてクルトンまで手作りしたのに!

 とりのぞけるこしょうは全部とって、とにかくスープを作ってみました。さて、昼食時。無々々は一口飲んで、咳き込み、「こんなもの飲ませるなよ!」アルバイトのなつきさんとわたしは、だんだん麻痺していって、カップ一杯の激辛スープを飲み干しました。(なつきさん、ごめん!)

 8人前くらい作っていたので、たっぷりあります。夕食のために、イエロースプリットピーをたっぷりの水で茹でて混ぜ、2分の1くらいに激辛度を減少させたのですが、しかし、まだ辛い。(味としては、なかなかいける組み合わせでした。これは覚えておこう。)

 子どもが食べれるくらいのマイルドなものにしなければ、、、と思い、小鍋に少しとって豆乳で緩和しましたが、これは自分でもあまりおいしいと思いませんでした。子どもたちは浮かべたクルトンにつられて、口をつけたけれど、食べてるうちに見た目ほどおいしい物でないことに気がつき、だいぶ残していました。

 さて2日目。朝食にわたし一人がスプリットピー入りオニオンスープを飲みましたが、まだたっぷりある。今夜こそは起死回生をかけて、なんとかリサイクルしなければ!

 冷凍庫の中のエビとホタテの貝柱を奮発して、パエリアを作ることを思いつきます。(たまたま生協のチラシにパエリアが載ってるのを見たのでした。)ニンニクと玉ねぎのみじん切りをオリーブ油で炒めて、エビとホタテを入れ蒸し炒め。いったん、シーフードを取り出し、オリーブ油と米3カップを入れて炒め、昨日のスープの残りと水2カップを入れ、上にシーフドをのっけて、7分くらい中火で、それからあと7分くらい弱火で。ピーマンのスライスを上に載せてさらに3分弱火で。

 できました!〈スプリットピー入りパエリア〉。これは大成功。パエリアなんてほとんど作ったことがないだけに、子どもたちは喜びました。無々々も最初の一口で懲りて二度と食べようとしなかったけれど、今度は食べてくれた。そして「これは書きとめておいた方がいいよ。」

 うーん。このパエリアの作り方を誰かに聞かれたら、けっこう複雑ですね。まず、オニオンスープを作って、そこに豆と豆のゆで汁を加えて、それから一晩寝かして、、、。

28 Oct 〈まいたけのスープ大麦入り
 ふたたび千晶です。(前略)
〈まいたけのスープ大麦入り〉(8人分)(作った次の日がおいしいので多めにつくってみては、、)
@玄麦半カップとムング豆半カップを一緒にして3カップの水に2時間つけ、やわらかくなるまでゆでる。
A鍋にバター大さじ2〜3を溶かし、玉ねぎみじん切り2カップ半を入れ塩小さじ1とローリエ1枚を加えてかき混ぜてふたをして蒸し煮。やわらかくなったら、刻んだまいたけ450グラムとさいの目切りのにんじん2本分を加えさらに蒸し煮、ときどきかき混ぜてやわらかくなったら、5カップの水とレモン汁大さじ1〜2、辛口白ワイン大さじ4、@を煮汁ごと入れ、30分弱火で煮る。
B最後ににんにく2かけぶんみじん切りを入れて一煮立ちさせ、食べる直前に黒こしょう適量とディル(乾燥)大さじ1を入れる。味見して必要なら塩を足す。

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