100年計画  

2005年10月

[Topics]

その1〈2000年、彼らに何が起きたのか〉(9/16) 楽天堂の高島無々々です。
 父親の跡をついで無農薬無肥料栽培にとりくんできた北海道の豆農家・秋場さんが、栽培方法や販路に行き詰まり経営破綻もやむなしと覚悟した2000年、
 2人の男が彼の前に現れました。一人は訓子府で玉ねぎなどを有機栽培で育てていた伊藤さん。この年、伊藤さんは波動農法をすすめる指導者と出会い一挙に有機栽培から無肥料栽培に全面積切り替えるという愚挙(傍から見れば)に出たのです。(案の定、翌年の収量は1/9にまで激減しました)
 農法を転換した際、指導者から耕作面積を半分にするように言われ空いた土地を借りたのが秋場さんだったのです。
 この畑に豊かに銀手亡が実り、秋場さんはリバイバルしました。さて入り口は開かれましたが、もう一方の出口が見つからない。和菓子につかえるのでは、と思いはるばる京都まで営業に来たものの何の成果もあげられませんでした。(田舎者の一見さんには京都人は冷たい。体よくあしらわれたのが目に浮かぶようです)。
 その窮地を救ったのがサンスマイルの松浦さんで彼は一自然食品店主に過ぎないのに、何と秋場さんの豆を全量買い取るという愚挙(傍から見れば)に出たのです。(案の定、それから二人の営業行脚が始まりました。旅の途上でこの1月に演じられたのが“手亡豆のドラマ”だったのです。詳しくは楽天堂のホームページをご覧下さい。http://www.rakutendo.com/m-tayori/0502.html#T-123 )
 苦節30年、秋場さんの銀手亡にようやく世間の光があたり始め、今年は新宿・伊勢丹の食品売り場に並ぶまでになりました。

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 信念の人、秋場さんは「世直しです」と一言、歯の抜けた口で言いました(歯医者に行かない?行けない?――結婚する時、千葉の酒蔵出身の奥さんは「農薬を使うなら私は離縁します」と秋場さんに宣言したそうです。4人の子どもたちは一度も病院にかかっていません。更に、北海道では寒さを防ぐために窓は二重になっていますが、秋場さんのお宅は一重窓でした)。秋場さんの生き方は一貫しています。

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 「気づくかどうかです」「ぼくは毎日が100点満点、(気づかない人は)もったいないなあと思います」
 少年のような表情で、伊藤秀幸さんは話します。とは言っても、酔っぱらって道路の白線を枕に寝込んだり「ぼくはチンケな百姓ですよ」と自分を笑っているのですが。
 最終日、ツアーの一行と分かれてまだ電車の時間がある僕たちを、摩周湖まで観光に連れて行ってくれました。
 何かとバーターで、とか、してあげている、という雰囲気を全く感じさせない自然体の振る舞いで、ああこの人は、感謝で生きているという言葉そのままなんだな、と思いました。
 霧の摩周湖は、澄み渡っていました。

その2〈北海道、京都、沖縄〉(9/23) 楽天堂の高島無々々です。
 まず始めにクイズを一つ:先の総選挙で、小選挙区で野党の当選者が与党と同数か上回ったところが県単位でいくつかあるのですが、さてどこでしょう?
 答えは5つ。北海道 8:4 岩手 3:1 で他は滋賀、京都、沖縄が同数です。
 このうち、岩手は民主党の小沢一郎さんの地盤だからでしょう。滋賀については良く分かりません(あるいは、新党のそれこそさきがけとなった「新党さきがけ」代表の武村正義さんの地元、ということもあるのかもしれません。滋賀にお住まいの方、教えて下さい)。
 残るは、北海道、京都、沖縄・・・。
 北海道ツアー中、よく「京都人と北海道人は似ちょるなあ」という話になりました。京都人の反権威志向は、明治になって本土の各地から開拓に入った(アイヌからみればヤマトによる侵略ですが、ここでは置いといて)北海道人の独立不羈の精神と共鳴するのかもしれません。
 まあ僕らがお会いした3人のお百姓さんが、我が道を行くつわもの中のつわものだったためかもしれませんが。
 秋場さんは、前もって書かれた文章を読んだり、ツアーを主催したサンスマイルの松浦さんからお話しを伺っていたので、頷ける存在でした。
 初めてお会いした折笠さんは、十勝のじゃがいも農家55軒を束ねる社長さんだけあって、なかなかに肚がすわっていました。
 そして、伊藤さん。ホテルの宴会で「ぼくは毎日、自分探しでワクワクしてるんです」と自己紹介してしまうナイーヴさ。
 誰でも、植物と対話できるんです。こびとさんが、畑の草を刈ってくれるんです。
 ここまでならメルヘンと笑ってすませられますが奥さんの喜代美さんと10年前に結婚(お二人とも再婚)、
 女房とは過去生で十何回も会っているんです。ソウルメイトです。女房が神さんを背負ってきてくれたんです。
 お宅の庭にかわいらしい手作りのお社があり、さらに喜代美さんは6年前に48歳で男の子を出産(20代に二人の子どもを産んで以来二十年振り。これは友人の助産婦さんによると、かなりすごいことらしい。胎盤はボロボロだったそうです)。その上、3年前に、農作業中に機械にはさまれて右腕を切断。それはそれで、良かった、と言う。
 ピンチの時は、チャンスなんですね。
 奥さんは、傷痕を隠そうともしないし、記念写真を撮る時はさすがに義手を出してきてはめましたが
 これ、子どもに受けるんですよ
 と、二人で笑っている・・・。
 う〜〜む。京都に戻ってから、千晶がどなたからかもらった(後で電話した時に伊藤さんと分かったのですが)『現代農業』10月号のコピーをじっくり読みました。
 これは「うわさの無肥料栽培」と題して、無農薬無肥料栽培を特集したものですが、波動農法についても少し、触れられています。科学では検証不可能な元素転換や、栽培者の心持ちが作物に与える影響の話、とか。
 ・・・
 今日、伊藤さんが畑でとれたトマトやきゅうり、なすなどの野菜を送ってきてくれました。
 箱をあけると、やさしい、としか表現のしようがない野菜たちが並んでいました(明日の豆ランチパーティーに持って行きますね)。
 それから、伊藤さんの波動農法(正確に言うとスリーF農法)の指導者・藤野順弘(ふじののぶひろ)さんのインタビュー記事(雑誌『ラビエ』掲載)のコピーなども添付されていました。
 興味がある方にはコピーして差し上げます。また、10/8(土)午後、神戸で藤野さんを囲んだ学習会の案内も同封してくれました。残念ながら、僕たちは伊那に稲刈りに行くのでいけません。次の機会を待とうと思います。
 この集まりは、新興宗教ともマルチ商法とも関係ありません。藤野さんは群馬県にある農業資材会社の社長さんです。
 現在、伊藤さんの畑で採れた銀手亡(2004年産)が入荷してます。また今冬には、新豆の黒豆と小豆を伊藤さんから入れようと思っています。皆さんも、どのように違うのか、味わいの感覚で確かめてみて下さい。

 参考:1)無肥料栽培のサイトhttp://www.h3.dion.ne.jp/%7Emuhi/生産者紹介欄で、秋場さんと伊藤さんが紹介されています。
 2)『フィンドホーンの魔法』(日本教文社)

〈お豆の保存方法〉(9/23)サン・スマイルの松浦です。 お豆の保存方法につきましてご案内させていただきます!
 ナナムイ人にも載っておりましたが〜農薬を使っていないお豆は基本的にカビや、虫が発生しやすいです。(一般的に農家さんはカビが発生しないように苦心して防腐剤を播くのが現状です)
 豆につく青カビ、白カビは問題ないと考えていいのですが、 気になるので・・・
 ご購入後は冷蔵庫!これが一番です〜
 ビンに入れて保存〜というのも勿論良いですが 我が家でも乾物いろいろ入れて(30個くらいあったか・・・)常温で展示しているみたいに保存していましたら、やはりカビは発生しやすいので冷蔵庫がいいとおもいます。
 微生物は人間と共存していて、密度が高くなって目に見えるようになってきただけですので。(きたない話・・・微生物学的に言うと人の手のひらをなめるより、トイレの便器をなめたほうがきれいだそうで〜そのくらい人は常在菌にまもられている)
 以下ここから余談・・・皆さん有吉佐和子さんの「複合汚染」読まれたことありますか〜
 (旧来の(表現悪かったらすみません)農薬を使わない生産者、自然食品店など環境問題にかかわるかたのバイブル本といっていいとおもいます。レイチェルカーソンさんの「沈黙の春」とあわせて)
 その中でうろ覚えですが〜有吉さんが借りていた地方のマンションでお米とお花を置いていて〜しばらく行かなくて〜 梅雨が過ぎ〜 で!
 お米に虫がでていない! 花も痛んでない!(剥製化している)
 なぜだ!という疑問が書かれています。
 有吉さんがすごいな〜と思うのは、ここで「なぜだ!」と疑問をもたれたと言うこと。。。
 昔は梅雨を過ぎれば米に虫が出るのは当たり前のようだったのに。。。
 近所の草の生えていない目的作物だけが育っている畑を見て、「?」と思えるか〜 それが普通〜 といった受け取り方の違いです。
 地球上のみんなは、共存して生きているのでそのように考えていただけたら幸いです。

〈銀手亡のアイス〉(9/28) 再び、まどかです。
 (前略)今日はまた銀手亡つながりがありました。
 最初の仕事をしている時に出会った、今日、自然素材のアイスクリームをつくっている福山聡一さんのお店「夢の子ランド」に遊びに行ってきました。
 彼は、アイスクリームの移動販売から始め、数年前はアイスクリームと自然食品、石けんなどの雑貨を販売した店舗を構えて いました。わたしが風土社に転職したのと同時期(3年半前)に、彼は店舗を縮小 し、またいちアイスクリーム屋さんとして地道に素晴らしいアイスをつくっ ています。
 福山さんの店「夢の子ランド」は、不器用なんだけれども温かい、それでいてアイスの味はピカ一の素敵なお店です。4年前までやっていた店舗を初めて訪れた時は、本当に素晴らしい食材や雑貨が集まっているのに、いかにもそれらは売れておらず、それが経営を圧迫していたようです。わたしの実家の母が食生活にこだわりをもった人で、今でこそ市民権を得た自然食や無化学調味料など、自分にとっては慣れ親しんでいた、でもなかなか手に入りづらいそれらの食品がずらりと並んでいることに感動し、またそれを地道に揃えていた福山さんの努力に頭が下がり、こんなお店こそが認められるような社会をつくりたい、と心から思っていたのです。
 2年ぶりに福山さんのお店に足を運び、「最近、どうしてるの?」なんて話から、豆料理にはまっている、銀手亡が美味しくて、などと話していくうちに、「それって、サン・スマイルにある? 実は、サン・スマイルにアイスをおろしているんだよ」と、つながってしまいました。さっそく「銀手亡のアイスをつくって」とオーダーしてしまいました。
 皆さんに、福山さんのアイスを紹介したいので、ここにリンクを張りますね。通販もできるので、どうぞ。わたしは今、どうも文章がうまく書けないので福山さんの思いなどはホームページから読んでみてください。
 http://www.yumenoko.jp/

[レシピ]

遠藤さんとフェアトレード(9/23) こんばんは。都間ひとみです。今日、とても興奮して初めての豆ランチパーティーから帰ってきました。(中略)

[前川さんの豆腐のデザート]
【材料】絹ごし400g 塩小さじ少々 クリームチーズ200g 蜂蜜70cc レモン汁大さじ2 ゼラチン(柔らかめにしたいなら5g しっかりめは10g)
【作り方】
@ゼラチンをふやかす
A豆腐に塩とレモンを混ぜたものと、クリームチーズにはちみつを入れたものを合わせて、レンジで30秒チンB@のゼラチンを溶かし入れる
 それに今日は、前川さんの友人宅でとれたブルーベリーが混ぜてあってきれいでした。

[新谷さんのかぼちゃのデザート]
【材料】かぼちゃ4分の1 牛乳500ccぐらい さとう60gぐらい コーンスターチ40g 塩ちょっと
【作り方】
@かぼちゃを蒸してつぶす(面倒くさくない人は裏ごし)A鍋に牛乳と材料を入れて焦げないように中火でとろりとするまで煮る
Bとろりとしたらかぼちゃをつぶしたものを少しづついれていく。
Cなめらかになるまで混ぜながら煮るD型に入れて冷蔵庫で冷やす。


[黒豆のしょうが風味煮](9/26) 新会員稲垣さんが先日の豆ランチパーティーに持ってきて下さった豆料理のレシピを送って下さいました。しょうがの風味が新鮮で、わたしも驚きました。(千晶)

【材料】黒豆1カップ 砂糖100グラム しょうゆ大さじ2 重曹小さじ4分の1 しょうが15グラム
【作り方】
@黒豆はかぶるくらいの水に浸し、手ですくいあげるようにしながら洗い、ざるにあげる。
A深鍋に熱湯4カップと砂糖、しょうゆを入れ煮立ったら重曹を入れる。混ぜてから火を止め、豆を入れてそのまま一晩(7〜8時間)つけておいてから戻す。
B強火にかけ、沸騰前にあくを取り、さし水半カップを加えてもう1ど煮立て、あくを取る。落としぶた(またはペーパータオル、アルミホイル)をして、時々差し湯をしながら、豆に煮汁がかぶっている状態で5〜6時間煮る。土鍋なら3時間。さらに豆より煮汁が少なくなるまで1〜2時間煮る。
Cしょうがは皮付きのまま千切りにし、火を止める直前に加えて混ぜ、強火で一煮立ちさせてから火を止め、そのまま冷まして充分に味を含ませる。

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