豆料理クラブ便り 

2004年 7月



7月号の予定変更(6/4)
みなさま、こんにちは。楽天堂、千晶です。

 さっそく訂正ですが、7月号の予定を、赤レンズ豆を使った中東料理としていましたが、赤レンズ豆が品薄なので、8月号まで待つこととし、7月号は、ひよこ豆と手亡を使った料理を紹介することにいたします。雪手亡とひじきのおそうざい(みえさんオリジナル)などです。よろしくお願いします。
 6月のクラブ便りの感想として、クラブ便りの最後に書いた文章に共感してくださった方が何人かあり、嬉しかったです。
「この国は、自由に意見を言えない国になってしまったのかと不安です。なぜ、政府を批判してはいけないのか、批判を言った人たちに対して、どうして一般の人がその人たちの声を封じ込めるかのように非難の声をあげるのか、しかも匿名という卑怯な手段で。」
 この下町の言葉。東京中心のマスコミの言葉。浮世離れしているのはどっち?リアルなのはどっち?さも世界を把握しているかのようなマスコミ的言葉づかいに、浮世離れしたものを感じます。浮世離れした言葉が、節操なく人を傷つけている。斜に構えて、何もかもに冷めているふりをして。自分では決して責任をとろうとしないで。
 豆料理というのは、浮世離れしないためのひとつの手がかりでもあると思う。(もちろんシンプルにおいしいんですが。)不動産屋さんの裕子さんなら言うでしょう、町家に住むということは、浮世離れしないための一つの手がかりだと。(そしてもちろん、シンプルに住み心地もいいんですが。)どんな手だてが、他にあるかなあ。

地に足をつけて暮らす手だて(6/5)
おはようございます。千晶です。

 会員の方から「今の日本に恐ろしいものを感じている」というメールがありました。今朝ちょうど、辛淑玉の「大衆の敵意『物言う弱者』袋だたき」という一文が朝日新聞に掲載されていました。ともに共感して読みました。
 〈地に足をつけて暮らす手だて〉として、豆料理を提案しています。ほんとうに他にどんな手だてがあるかなあ。
 豆料理でホームパーティーというのも、また一つの手だて。匿名的でないコミュニケーションの場を重ねていくこと。身近な人の話を聞いてみること。
 匿名的でない買い物の場を増やしていくこと。たとえば山田さんからお野菜を買うように。横田さんからパンを買うように。
 テレビを見ないこと。自分で料理すること。自分で作れるものを増やすこと。でなければ、身近な誰かに頼んで作ってもらうこと。物々交換すること。そうして有機的なつながりを大事にする。支えたり支えられたりしていることをリアルに感じられるように。
 そういう有機的なつながりの中から、自分たちの代表を選んで、政治に反映させていくということが、浮世離れしないで暮らしていくわたしのイメージです。100年計画の一つ。同じようなイメージを持っている人に少なからず出会います。
京都に来て良かった。
 遠くに住んでいても豆料理クラブの会員の方たちとも同じような関係性にあります。実際、私たちの暮らしを経済的にも精神的にも支えてきてくださっているのですから。(なんとか食べていけてるのは本当に会員の方のおかげ!)今日、遠方の会員の方が泊まりに来られます。レモンとプルーンとうずら豆の地中海風パスタをつくるつもりです。

Re: 地に足をつけて暮らす手だて(6/5)
4月から入会しましたM・Hです。

 現在、家で洋裁を教えたりしています。服を作る仕事もしていきたいので、もし、私でお役にたてるなら、作らせてください。(急がないもの)(ブラウス、シャツ、パンツ、スカートetc)私にとっての地に足をつけて暮らす手だてと考えています。

地に足をつけて暮らす…(6/5)
井上 裕子です。

 京町家専門の不動産屋の会長兼お茶汲みです(笑)。
今朝、保育園をおさぼりした上のボン(4歳)が遅く起きてきて、MLをみて「高島千晶さん、何いうたはるの?」と訊くので、「地に足をつけて暮らすにはどうしたらよいんかなぁっていうたはるよ」とこたえると、ボンいわく「それは簡単やん。S町のIさんみたいなお家に住んだらよいやん」と。
 S町はうちの近所。Iさんとこは、平屋の京町家。この春にご入居されたばかりの新婚夫婦です。そうか!確かに平屋だと地に足がついて…「ひみちゃん、それは違う…やろ…???」…ん? いやいや違わないかもしれない…!? 案外、真実をついているのかも…!
 町家暮らしというのは、アパートやマンションなどの腰掛生活と違って、地域に根ざしてこそなんぼのもんです。「地に足をつけて暮らす」覚悟がなければ、町家なんてチョイスできないはず。そういえば、前述のIさんがいうたはりました。「町家に越してみると、もれなく『ご近所づきあい・人間関係』というおもしろ〜い付録がついてきました」。

Re: 地に足をつけて暮らす手だて(6/6)
千晶です。

 M・Hさん、今度お店においでの時にぜひ、どんな仕事をされているか、教えて下さい。楽しみです。補正はなさりますか。
 うちの新しい看板は、お客さんで看板を書く仕事を京都で始めようとされている三谷さんにお豆セット3ヶ月分プラスαで、書いていただきました。たまたまいらっしゃったお客さんと、ちょうど需要供給が一致し、しかもテイストがぴったりでした。
 裕子さんも書き込みありがとうございます。地域に根ざすということ、、、、大事ですよね。匿名的でなく生きようと思うとそれしかない。今日のパーティーが終わって一息ついたら、また感想書きます。

豆パーティーの感想と集会のお知らせ(6/9)
みなさん、こんにちは。楽天堂 千晶です。

 日曜は楽しいパーティーとなりました。はじめて参加された方が、座敷に三つ並んだ机(座敷机、ちゃぶ台、こたつ)を見て、小さい時に招かれた誕生日会を思い出したとおっしゃって、恥ずかしいような、でも喜んでくださっているのが伝わってきて、やはり嬉しくて、こうやって食器もちぐはぐなまま(全然おしゃれじゃなく)一緒に食事するということは、これはこれでいろんな人にとって楽しいんだなあと、あらためて思いました。(HPのゲストブックにも参加者の感想が入っています。)
 今回は特に食事を会員の横田麻紀さんにすべてお願いして、台所を明け渡したことが、私にとってもすがすがしい経験でした。横田さんは土曜の午後と当日の朝早くから黙々と料理して下さいました。また、いつもどおり早めに来た参加者も、野菜を切ったり、ゆで卵を向いたりして、お膳立てが整っていないまま、こんなふうにパーティーが始まることの楽しさをいつも以上に味わいました。
 そして横田さんの料理の美味しかったこと!一部、7月号でご紹介しますね。
 三谷さんがエチオピア式のプリミティブな様式でコーヒーを入れて下さったこともまた、楽しい経験でした。参加者が交代に棒でコーヒー豆を粉にする作業をしたりして、やっぱり、プロセスが楽しいんですよね。

乾物使い切り月間(6/11)
千晶です。

 去年の6月にもそう宣言して、いいこと言ったと喜んでもらったのですが、6月は〈乾物使い切り月間〉です。お豆はもちろん、切り干し大根も粉類も夏を越すと味が落ちます。おりしも連日の雨。買い物に行くのもめんどうだし、乾物で料理しちゃいましょう。
 我が家は一昨日、食品庫をチェックしたのですが、まず目に付いたのは茶色くなりかけた、かんぴょう。昨日朝一で塩もみしてゆで、柔らかくなったところで味つけして煮ておきました。干ししいたけも戻しておき、五目寿司。賞味期限の迫っている干しえびもつかいました。サイドディッシュにこんにゃくステーキをつくったのですが、朝から戻しておいた黒平豆をゆでて一緒に炒めました。薬味にはみょうがだけ。さっぱりして美味しかったです。乾物はえらい。買い物に行かずともごちそうができます。
 ところで、梅雨時に使い切れそうにない粉類は冷蔵庫に入れましょう。特にコーンミール。夏場はとても傷みやすいです。全粒粉も。(豆料理クラブから毎月お配りしている小袋入りスパイスも冷蔵庫がいいと思います。)とにかく梅雨が終わって暑くなれば、オーブンでケーキやクッキーを焼こうという気持ちもうせるので、雨の涼しい日のうちに、せっせとベーキングをしなくては。
 お豆さんにも虫が付きますので、ビニール袋からびんに移すか、ビニールのままだったら、冷蔵庫に移します。
衣類の方には、しょうのう。楽天堂でも扱っています。「くすの木しょうのう」10グラム×8包1000円です。

とこさんからのメール(転送)(6/12)
先週、泊まりに来られたとこさんから暖かいメールが届きましたので転送いたします。
地に足をつけた暮らし、わたしたちにこそ見えなくなる時が多々あり、こうしてメールを頂くことでたいへん力づけられます。100年計画で気長にやっていきます。(千晶)
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 無事出社いたしました。。。(が、昨日までの世界とのギャップに、少々戸惑って仕事に身が入りません)。2日間お世話になりまして、本当にありがとうございました。
 楽しみにしていたお豆料理は本当においしく、すっかりとりこになりました。レモンとプルーンとうずら豆の地中海風パスタは、全く味わったことの無い新鮮さで、これからの時期、特に向いていると思います。こうたろうくんに教えてもらって、更にレモン汁をかけてみましたが、これまたおいしくびっくり。ベイクド・ビーンズも、絶対常備さいにしよう、と思うほどはまってしまいました。料理の幅が広がってうれしいです。作っていらっしゃる方のやさしさが伝わってきて食べている側も気持ちが安らぐ、お豆料理ってすごいとあらためて思います。滋味あふれるお料理ですね。こういうものを食べていれば、人間もっとおだやかになるのに、と思います。
 ランチパーティも、おいしいお料理とめずらしい飲み物と素敵な方々との出会いがあってとても楽しかったです。横田さんに教えていただいたスペイン料理の本、早速購入しました。スペイン料理のお店では出てこないような、家庭的なレシピが沢山掲載されていて、これまた私のレパートリーが広がりそうです。
 実はここ2,3年私の中でずっともやもやしていた思いがあって、形にもならずつかみきれず精神的にどこか不安定なところがあるのですが、今回の2日間の皆様との交流を通じてすこし輪郭をあらわしてきた気がします。それがどういう形になるのか、まだ私自身も分からずもんもんとした状態は続きますが、浜田さんご夫妻を通じて交流させていただくようになったこの「有機的な」つながりからその「何か」が形になる気がしています。パワーというかエネルギーというか、そういうものをたくさん頂くことが出来て、この2日間はとても充実しており、とても感謝しています。あらためて御礼申し上げます。
 「地に足をつけて暮らす」とは、現代ではできそうでなかなか実践できない難しいものですね。氾濫する情報やあふれる物に流されず、みかけや金銭的な高価さといった上っ面にだまされず、他を思いやり穏やかに暮らす、ことには私はなかなか近づけません。そもそも私の心が穏やかではないですし、時間におわれ何のためか分からなくなるような仕事に忙殺され、平日はその仕事を言い訳に色々なことを打っ棄り・・・。振り返るとなんと荒んだ生活をしているのかとあきれます。今すぐには、お豆料理を作ることしか実践できませんが、流されずに日々生活していきたいものです。思いが文章という形にうまくまとまらず、すみません。

エゾゲリンスープのレシピなど(転送)(6/15)
会員のいわいさんに、トルコの豆スープのレシピを教えて下さいとお願いしていたところ、メールが届きましたので、転送します。とこさんからのメールにつながるようなエピソードも素敵!(千晶)
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 送られてくるメール、いつも楽しみにしています。いろいろと勉強になります。
 訪問看護師をしているので、いろいろな方のおうちに訪問させてもらっています。その中に、昔ながらの京都の町屋に住む102歳のおばぁちゃんがおられます。町屋は、102歳のおばぁちゃんが嫁いでこられる前から建っていたんじゃないかと思うので、築100年にはなるんじゃないかと思います。気丈な明治女で、娘さん(6人だったか、8人だったか…)達をその町屋で産まれ、全員母乳で育て、いつも台所に立ち、よく動いておられたとのこと。町屋は古くて、いわゆる今風のおしゃれな感じでは決してないけれど、何でもない空間がとても機能的で、開放感を作り出し、町屋全体が呼吸しているかのようです。その家そのものに(また、そこに住む人達や生活そのものに)、ず―っと昔から途絶えることなく今も続いている歴史を感じます。空家となった町屋に新しい歴史が始まるのとはまた違った、何かもっと奥の深い、多分これも一つの「地に足をつけて暮らす」ということじゃないかと思うのです。また、町屋がもっとたくさん残っていた時代には、子供達がその中で育ち、近所のおばちゃん、おっちゃん、おばぁちゃん、おじぃちゃんがいて、子供達を見守る温かいまなざし、みんなで子育てするような気風、互いに助け合う気安い関係が地域にしっかり根づいていたのでしょうね。また、そんな時代には今のような身震いするような事件など、今ほど物騒な世の中ではなかったのではないでしょうか。102歳のおばぁちゃんはほとんど語らないけれど、存在そのものが私達にいろんな事を教えてくれているなぁとしみじみ感じます。と同時に、そのおばぁちゃんはほんとにすごいなぁ、とあらためて尊敬してしまいます。
 102歳でもなお、そのおばぁちゃんが「今」を生きているように、私達も「今」を生きています。昔を羨むのではなく、昔の知恵を受け継いで次の世代に繋げられるように、今の私達の生き方、考え方が問われているように感じてなりません。100年後を見据えて生きること、地に足をつけて生きる事の大切さや奥深さ、また、難しさも感じます。私はとこさんのメールをみて、今の自分の気持ちを代弁してもらっているように感じました。そうです、私も毎日仕事に追われ、時には子育てもおろそかになってしまっている自分に負い目を感じながらも、そんな生活から脱却できずにいるのです。こうでありたいと思う自分からだんだんかけ離れて、嫌な人間になってしまっていないか、と。私もとこさんと同じように、豆料理を作ることからはじめています。何でもそうですが、できることから始めよう、をモットーにして、とりあえずやってみようじゃありませんか。
 なんだか、レシピをお知らせするつもりだったのに、前置きがえらく長くなってしまいました。ごめんなさい。今日の夕飯に作ってみましたが、いつもは「豆かぁ〜」とちょっと嫌そうに言っていた主人がおかわりして食べていたので、おいしかったのでしょう。「今まで味わったことのない、不思議な味やなぁ」と言っていました。もちろん私はとてもおいしくいただきました。トルコ旅行のときに出会った人達の顔が思い出されて、懐かしみながら味わいました。

〈エゾゲリンスープ〉(7人分)
【材料】にんじん(中) 1本、
ジャガイモ 1個、たまねぎ 半個、レンズ豆(乾燥) 1カップ、トマト缶 大さじ3、米 半カップ、にんにく  1片、ミント  大さじ1、油 適量、塩 適量、 レッドペッパー 適量
【作り方】  
@にんじん、ジャガイモはフードプロセッサー(粗い目)にかける。
A米とレンズ豆は洗っておく。たまねぎはみじん切り。にんにくはみじん切りか丸ごと入れてあとで取り出す。
B鍋に油を入れ、たまねぎとにんにくを炒め(薄茶色)、ミントを加える。さらにトマとを加え、水1リットルを入れる。
Cにんじん、ジャガイモ、米、レンズ豆を加え、火が通るまでよく煮込む。
D味を見ながら塩加減を調節する。
E小さな鍋で油を少々にレッドペッッパーを加えて熱し、各々のスープの上に流して供する。


 ミントは自然食品屋さんに売っていた、ペッパーミントのティバックを使いました。ミントにもいろいろ種類があり、ペッパーミントは香りが結構きついように感じたので、うまくできるか心配でしたが大丈夫でした。にんじん、ジャガイモはフードプロセッサーを出すのが邪魔くさかったので、包丁で細かくみじん切りにしました。たまねぎは1個使いました。トマト缶はレシピでは大さじ3杯ですが、大さじ7杯くらい入れました(トマト好きなので)。Eのレッドペッパーはせずに食べました。好みで材料の量は適当に調整してみてください。素材の味とミントの味と香りが調和して、不思議な、やさしい味わいのあるスープです。一度、是非お試し有れ。

豆で朝食!(転送)(6/15)
とこさんからのメール
、楽しいのでまたお願いして転送させてもらうことにしました。(千晶)
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 ところで、この週末は宣言通り「豆料理」をしました(スペイン料理には手が回りませんでしたが・・・)。レフリトーに、ベイクド・ビーンズに、うずら豆の地中海風パスタソース風ラタトゥユに、ムング豆ご飯。圧力鍋の時間をかけすぎて、全体的にお豆がかなり軟らかくなり、マッシャーを持っていない私にとってレフリトー作りには申し分なかったのですが、ベイクド・ビーンズはオーブンに入れてかき混ぜているうちにお豆の形が殆どなくなってしまい、ペースト状になってしまいました。でも味は、先日頂いたものと同じになり、パンには乗せやすい、と勝手に良いように解釈しています。レシピ通りに作ることが殆ど無い私ですが、その通りに作ってこんなにおいしくできるとは、お豆料理初心者にもやさしいレシピなのだと思いました。
 私はラタトゥユを常備菜にしているのですが、先日「うずら豆の地中海風パスタ」を頂いた際「これはラタトゥユに応用が利く」と思い、今回はレモンやお豆を入れたラタトゥユにしてみました。普段からいわゆるスープのもとは使わず、野菜の旨味だけで調理していましたが、お豆の旨味も加わってまた酸味もあって、これからの暑い時期にはぴったりです。
 いずれも娘には大好評で、ムング豆ご飯はおかわりしてくれましたし、レフリトーとベイクド・ビーンズをパンにのせたものが彼女の(および私の)朝食になりました。彼女の朝食は今まで「フレンチトースト」だったのですが、栄養的に偏っていて副菜を出すもののなかなか食べてくれず困っていたところでしたので、この切替には親としても大変満足です。また、娘は便秘がちでしたが、お豆をたくさん食べるようになって、この週末はだいぶ腸が活発に動いてくれていたようで、これも大変嬉しく思っています。

赤えんどう、うずら豆、など(6/17)
おはようございます。千晶です。

 遅ればせながら、秋場さんの赤えんどう、煮てみました。まず、ゆでただけで食べてみる。おいしい!豆の甘みを残しながら、かなり柔らかくなります。
 次に、6月号のおやつメモで紹介したはちみつ漬けにしました。ヨーグルトに混ぜて食べると、固めの歯触りがアクセントになって、楽しい。日持ちもします。でも、赤えんどう、はちみつ漬けにする前の方がやわらかさがある。赤えんどうの食べ方、もっと試してみたい。ご存知の方、お教え下さい。
 昨日はお店に来られた会員の方から、6月号の7ページ、樫田さんのレシピの赤ワイン煮がとってもおいしかったと、お聞かせいただきました。紫花豆のみならず、うずらまめでも同様に、赤ワイン、プルーン、レモンの組み合わせで煮ておいしかったとのこと。金時でもおいしいにちがいないと、昨日は金時豆を買って帰られました。みなさま、ぜひお試し下さい。本当に、プルーンとレモンで煮ると酸味も加わって爽やか、夏向きの煮豆です。紫花豆、まだまだ在庫あります。(これからのシーズン、国産レモンが手に入りにくいので、作りにくいのですが。)
 6ページのうずら豆とプルーンとレモンのパスタもやはり、好評。うずら豆のご注文も来ています。うずら豆は30キロ単位でしか仕入れられないので、もし、注文がまとまるようでしたら、再度、仕入れる予定です。うずら豆ファンの方、ご一報下さい。

エジプトの友人から豆料理を教わる(6/20)
千晶です。

 先週お店に来られたことから友だちになったエジプトの女性サミアさんが、今度の土曜に小さい子を連れて我が家にご飯を食べに来ます。というのは、来月はじめには帰国するのだけど、半年、日本にいて、一度も日本の家庭料理を食べたことがないというので、お招きしたのです。そして、サミアさんは私にエジプトの赤レンズ豆のスープの作り方を教えてくれます。エジプトにおける日常食。おそらくおみそ汁のような。
 もし興味のある方がいらしたら、26日午後5時くらいにいらして下さい。(前もってお電話下さい。)その時、和食を何か一品持ってきて下さい。そしたらサミアさんはいろんな家庭料理が食べられる。わたしは五目寿司を作るつもりです。彼女は野菜、豆、魚は何でも食べられるそうです。お肉は特別な場合にしか食べないし、食べられないお肉もあるので、避けようということになりました。彼女の子どもさんは、もうすぐ3歳の男の子と5歳の女の子。先にご主人が帰国されたので、引越しの準備に大あらわ。たいへんそうです。彼女は日本で物理を勉強しています。(わたしのつたない英語のような文体になってきた。)
 最近すごく嬉しかったこと。会員のいわいさんが店に来られ、週末のたびに豆料理するようになって楽しいとおっしゃってくださったこと。以前は趣味を聞かれて、料理と答える事なんてなかったけど、今は週末の豆料理が趣味になっているとのこと。わたしも豆料理を知るようになって台所仕事が楽しくなったので、同じだなあと思って嬉しかったのです。昨日は会員の方お二人からお手紙をもらい、やはり豆料理を楽しんで下さっている様子を、感動して読みました。いわいさんともお話ししたのですが、野菜を切り、ハーブやスパイスの香りを楽しむことはアロマテラピーのように、ささやかながらも自然に接する好機ですよね。
 さて、今年も黒平豆を仕入れました。平たい黒豆で煮る時間が少なくてすむので夏むき。300グラム460円、会員は50円引きです。
 また夏向きに、豆料理キットを新たに作りました。ひよこ豆のカレーキットとベイクドビーンズのキット。近いうちにレンズ豆のカレーキットも作る予定です。

エゾゲリンスープ(6/23)
千晶です。

 先日、いわいさんが教えて下さった「エゾゲリンスープ」作ってみました。これはおいしい!思わず、いあわせたお客さんに出したくらいです。残念なことに最初に感激した時から、しばらくふたを開けて煮てしまったので、(おいしい、おいしい、とお客さんと話し込んでしまった)ミントの香りが飛んでしまった。ふたをしめて煮込んだ方がいいと思います。すごく簡単。ありふれた材料でできるし、でも、はっとするおいしさ。さわやかで夏向きですね。いわいさん、ありがとうございました。

中村さんおすすめのトルコ豆料理(6/24)
千晶です。

 トルコ豆料理といえば、4月8日にこのMLで中村さんがすすめてくださっていた料理(レシピ81:ひよこ豆を使ったトルコ料理)を思い出し、鶏肉とひよこ豆との煮込み料理を、今日作ってみました。これも、その辺にあるものでつくれて簡単、おいしい!玉ねぎ1個と鶏肉200グラム、それにトマトぺースト大さじ1で、あとはひよこ豆300グラムだけ。絶妙な組み合わせです。組み合わせが悪いと、お鍋の中に豆だけが残ってしまうということになりがちなんですが、これはお豆がおいしく食べられ、きれいになくなっていきます。中村さん、ありがとうございました!
 中村さんといえば、エジプト。エジプトに2年半住んでられたことがあるので、どんなお豆料理があるのか、先日ざっとお聞きしました。今週末一緒にご飯を食べるサミアさんから、もっと詳しく聞いてみます。みなさんにも、ご報告いたします。
 このところいろんな新しい豆料理を試しています。先日、イタリア料理だったか、分量の4人前を作ると10人分くらいできてしまい、それが、お芋とトマトと白いんげん豆のリゾット、チーズは入っているものの、ほとんどでんぷん質なのが子どもにも食べにくかったようす。ずいぶんと残ってしまいました。どうしようかと考えて、翌日コロッケにしてみたところ、これが大好評。ひょうたんからこま、でした。こういう時、料理人はうれしくなるのですよね。(それでもまだ残っています。)

お便り(転載)(6/26)
会員の宮島百合さんからのお便り
を転載します(楽天堂・高島無々々)
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 今日は、フリホーレス・レフリートス(なかなか 覚えられない!)とトマトのサルサを作りました。 おいしかった!4人分がキレイになくなりました。 トマトのサルサには、やっと大きくなってきたコリアンダー(うちではなかなか「雑草のように生い繁」り ません)も入れて。コリアンダー嫌いの父も、「これ入ってるよ」と教えてもパクパク食べていました。 トマトと合ってたのかな。私はコリアンダーが大好き です。
 千晶さんの5/29の最後のところ、ほんとに私もそう思っています。心と体がホントに喜ぶことを大切に して いけば(それを感じとる感覚を磨くことも大切)、 みんなが心地よく生きられる世界に、少しずつ変えて いけると思います。「今、ここ」を大切に。
 トマトを使ったレシピ、うちでトマトが収穫できる のはまだまだ先そうなので、ムリだなーと思っていたら、 先日まとめてもらって、やった〜。豆のカレーが作れる ぞ〜!と。
 また豆料理のレシピを見つけたので送ります(もうくせになってます)。

〈緑豆のデザート〉(朝日新聞連載「モンスーンの食卓」 中華料理)
【材料】緑豆(乾燥) 1/2カップ、水 3カップ、マンゴー 1個、ココナツクリーム 100ml、氷砂糖(なければグラニュー 糖) 30g
【作り方】
@緑豆は洗って水気を切り、鍋に入れて分量の水を注ぐ。火にかけ、ふっとうしたらふたをして弱火で30分煮る。 氷砂糖を入れて溶かし、火を止める。ココナツクリームも 加えて冷蔵庫で冷やしておく。
A冷やした豆を器に盛り、一口大に切ったマンゴーをのせる。


エジプト豆スープ(報告)(6/27)
千晶です。

 うならされました、〈赤レンズ豆のスープ〉。どんなふうに教えてもらおうかな、と思っていたら、サミアさんは台所で作ってくれたのです。とっても手際よく。その辺にあるボールやフードプロセッサー、にんにくを、我が家の台所のものを使うような自然さで次々に使って、あっという間にできてしまった。スパイスはクミンと白こしょう。塩加減が上手で、いつも使い慣れた材料で作られたスープなのに、私の台所で作られたと思えない、きれのあるおいしさ。
 トマト 1個とにんじん 1本(それぞれざく切り)、にんにく 1片、赤レンズ豆 2カップを1リットル半くらいの水で20分煮て、フードプロセッサーでピューレ状にし、塩こしょう、クミン、それにカイエン 少々、を入れ、玉ねぎ 半個(粗みじん切り)を少し焦げるまでバターで炒めたのも混ぜ入れ、はい、出来上がり。バターは全部で60グラムくらいかな。(仕上がり際にも足してみました。)
 近いうちに自分で作って、味を忘れないようにし、皆さんに紹介できるよう塩加減も記録しておきます。白こしょうもずいぶんたくさん入っていました。カイエンペッパーは本当にちょっぴり。
 サミアさんとはお互い不自由な英語で話すので、話だけだと通じないことも出てくるのですが、一緒に台所に立つと、これ、あれ、と指を指すだけで通じるし、やって見せてもらえれば、本当に百聞は一見に如かず。サミアさんは頭のいい人で、私が五目寿司づくりに夢中になっていると、台所仕事の手を休め、私が見ることができるよう声をかけてくれました。なんて、楽しいんだろう。小さい子どもとお料理するのが楽しいように、サミアさんと一緒に台所に立つのは本当に楽しい経験だった。クミンを探す時、スパイスラックのスパイスのふたをいくつも開けて、順番に香りをかいでいく。これ、これ!もう一つ、エジプトなら使うスパイスは最後まで見つからなかった。(時々ピザに使うスパイスと、サミアさんは言っているんだけど)とにかくスパイスの英語の名前は知らなくとも、一緒に台所に立てば、料理はできる。そして、おいしいものはおいしい。いろんな場面で、思わず日本語で「おいしい!」と言うので、サミアさんもおいしいという言葉を覚えていました。おいしいスープを飲んで、デリシャスなんて言葉は出てこない。
 昨日は近所の友人がひじき煮とクッキーをもって子どもを3人連れてきてくれたので、にぎやかな夕食となりました。こどもが全部で7人と大人が4人。サミアさんはひじき煮をとても気に入っていました。こどもたちは始終、けんかしつつも、勢いよく遊んでいました。サミアさんの子ども達はたった3ヶ月しか保育園に行っていないのに、日本語を口にするので、たくましいなあと思う。教えてあげた折り紙を作っては「できた!」と言ってました。
 七夕にちなんで、折り紙とはさみをつかって天の川を作ると、それはサミアさんも知っていました。エジプトでも似たのを作るそう。障子の穴にはるような梅や桜を折り紙とはさみでつくると、こっちは、エジプトでは作ったことがないと、サミアさんや子ども達に喜ばれました。

この1ヶ月(6/27)
再び千晶です。

 宮島さん、いつもおたよりありがとうございます。とても嬉しいです。他にもカスタードビーンズのレシピを送って下さっていますが、それは7月号の「豆料理クラブ」で紹介しています。明日には発送できます。乞うご期待。
 フリホーレ・レフリートス、気に入ってもらって良かった。フリホーレとか、レフリトーとか短縮して呼ばれています。(アメリカ人はレフリトーと言うようです。)新しく会員になられた方が、このフリホーレ・レフリートスをサンドイッチににして持っていっているときかせて下さいました。
 書き忘れていましたが、6月号7ページで紹介したかしださんのプルーンとレモンのワイン煮、大好評です。ある会員の方は、紫花豆だけでなく、うずら豆や金時豆で作って、それぞれおいしくできたとおしゃっていました。かしださん、ありがとうございました!
 先月わたしが政治的なことをあれこれ書いたので、このメーリングリストに書き込みがしづらくなってしまったのか、わたし一人で書き込みしています。また、どうぞお気軽にメールやお手紙、下さいませ。
 一方、この1ヶ月、個人的には、お会いした方や、お電話で、たくさん感想を頂いてもいます。私より年配の素敵な女性が、イラク人質問題について同じ思いだったと言ってくださったのはとても嬉しかった。ねんどの手塚さんも、電話してくださいました。手塚さんは、私以上に、あの一件では落ち込まれたそうです。(手塚さんは来月、京都に来られるのでお会いできる。楽しみです。手塚さん、前田さん!このメーリングリストで、出展される夏祭りのお知らせしてください!)
 また、会員の中でも、イラク人質事件について私とは意見を異にする方もいらして、人質になった人を擁護するのはおかしい、大多数の国民が感じていることを尊重して欲しい、というお電話もありました。わたしは、少数意見だからこそ書く価値があると申し上げました。もちろん、お豆の頒布会で政治的意見を押しつける気持ちはないのですが、わたしがささやかながらもお豆を売っていることは、社会的な公平を実現するのに微力ながら貢献したいという気持ちと切っても切りはなせないので、ご理解いただけると嬉しいです。
 ともかく、もうすぐ選挙です。多国籍軍参加なんていう重要な問題を話し合いなくして決めてしまう首相に、(少数意見に耳をかさない男ですね。)異議申し立てのできるチャンス。選挙に行こう。100年後に禍根を残さないような選択をしよう。

マスコミの報道姿勢(転載)(6/27)
加藤哲夫さんからのメール
、たいへん共感するので、紹介します。(千晶)
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 加藤です。マスコミの報道姿勢が疑われるものの一つが、今回の自衛隊の多国籍軍参加でしょう。その問題点を明確に指摘した文章がありました。賛成するか、反対するか、ではなく、正しく情報が伝えられているか、という視点でのマスコミ批判、政府批判をしていかないとならないと思っています。かつてアーミーテージ国務副長官が「ショー・ザ・フラッグ」と言ったとされ、しかも、それをわざわざ誤訳して「日の丸を掲げろ」と言われたのだから、自衛隊の艦艇を出すという根拠にされた話がありますが、アーミーテージはそんなことは言っていないのですね。政府筋のリーク情報を、裏を取らずに報道したことが、海外派兵への世論形成になったわけです。マスコミの責任は重大だと思いますね。
 それを大前研一さんがちゃんと書いているので、ご紹介します。

―――――――大前研一ニュースの視点―――――
 自衛隊の多国籍軍への参加がこのほど決まりました。この点について一番驚いたのは、この件を伝えるマスコミの取り扱い方です。朝日、読売、毎日といった三大新聞は、いずれも一面トップで「米英が了解」といった見出しを躍らせました。
 ジャーナリズムの基礎は「5W1H」。誰が[Why]、何を[What]、いつ[When]、どこで[Where]、なぜ[Why]、どうやって[How]、といった部分を取材で網羅して記事を書く、ということが基本中の基本なのですが、今回の記事はこれが見事に欠落しています。「アメリカ」というのは抽象名詞ですから、アメリカの誰が、どういうかたちで、いつ、どういう質問に対して何を了解したんですか?といった具合にひとつひとつ訊きながら、記事に反映させなければなりません。
 しかし、そのような質問は記者会見では出ませんでした。遅ればせながら野党が国会最後の日、この点について質問したとき、じつは外務省筋の高官が口頭でいった、ということが明るみになりました。しかも米報道官いわく「日本政府の見解を尊重するといっただけ」。つまり、いざモメたときにきちんと担保となる「了解」ではさらさらないわけです。「政府は米英も了解と言い張る」という記事を書くならいいのですが、「米英が了解」「独自指揮権が日本にある」などという記事や見出しには、なりえないのです。
 そもそも、アメリカは今のイラクの件に限っては「多国籍軍に参加するということは、アメリカ軍の指揮下に入るんだ」といった言い方もしています。ゆえに日本が勝手に行動するのを了承するわけではなく、「日本の国内世論、日本政府の見解は尊重します」という言い方に踏みとどまりました。
 日本の自衛隊が、どこかの連合軍の一部としてコミットする際に、そこの部分だけ政府が独自に指揮権を持つ、ということは常識からいって考えられない・・・そう感じている人に対して「いや、米英も了解してますよ」と政府がいう。マスコミもそのまま書く。疑念を持つ人も「それだったらいいか」となってしまうことでしょう。
 拙著『日本の真実』の中でも一番強調したいこととして綴っているのが、このような政府とマスコミの「予定調和」です。日本という国が恐ろしい方向へ向かっていってしまっている気がしてなりません。

蝋梅の種、要りませんか?(6/27)
井上 裕子です。

 突然ですが、蝋梅の種を植えてみよう!という方、いらっしゃいませんか? うちの庭の蝋梅(実は、これも実生です♪)に今年初めて種ができましたので、よろしければどうぞ〜!千晶さんに頼んで、次回のお豆に同梱してもらおうかな…ぁ?どうですやろ?

Re: 蝋梅の種、要りませんか?(6/28)
千晶です。

 裕子さん、ありがとうございます。蝋梅、素敵です。種、欲しい方、次の豆セットに裕子さんから頂いて同封しますので、ごれんらくくださいませ。

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