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分かち合う文化 100年計画

体を耕す 講習会

HOMEからだとことばを育む会

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からだは、大地

 田んぼには、よく鋤(す)きこまれた泥土の下に、水を通さぬ心土(しんど)という固い地盤があるという。百姓は、心土に向かって、鍬をうつ。

 私たちのからだも、大地。ゆたかなみのりをむすぶ、生命のみなもと。からだは、あたまのためにあるのではない。まして、投資の対象などではない。からだは、からだだけのために―いのちをつなぐために、ある。

 大地によこになって、やすらぐ。目を閉じれば、日の光、風、いきものたちのひそやかな声。そして、人は立つ。歩き続ける。Walk on and on. 生命(いのち)は、死ぬ瞬間まで進み続ける。半歩、前へ――

 

 この講習会では、身体感覚の入門として「はら・こし」の感覚を体験し、日々実践できる養生法の活元・行気・愉気を学びます。

 筋トレやストレッチなど肉体を鍛えることは一切しませんので、体が固い・運動が苦手など全く関係ありません。老若男女、どなたも参加していただけます。 


 生きる力はからだの内にある――その生命感覚が、他者とつながり、文化を育んできたことを、からだで感じ・知る機会になりましたら、幸いです。

 皆さまの参加をお待ちしています。

【参考】2016年10月、京都カラスマ大学で行った〈「からだ」と「ことば」を育むレッスン〉の授業案内と受講者の感想がこちらに掲載されています。

講習内容

日程 毎月第1・第3火曜&土曜
月に一度、日曜 or 祝日にも開講します。また2月と8月には、集注して開講します。
変更もありますので、カレンダー(日程表)でご確認下さい。

時間 午前の部 10:00-12:30、午後の部 13:30-16:00
 
会場 楽天堂

会費 3000円/1回 
家族参加(2名) 5000円、学生 2000円、経済的に困難な方 500円
(一)(二)を同日受講される場合は、1000円OFFになります:5000円/2回、家族参加(2名) 9000円、学生 3000円

講師 高柳無々々

申込 メールkarakotokai@rakutendo.com(高柳)または電話(075)811-4890(楽天堂)で、開講日の前々日までにご予約下さい。

内容
 
(一)午前の部 身体感覚入門:ことばを通してからだに気づく、からだを通してわたしに気づく。
(二)午後の部 三つの養生法:活元(からだがゆるむ)・行気(しまる)・愉気(手を当てる)を学ぶ。



(一)、(二)とシリーズで開講しますので、参加ご希望の方は、できれば(一)→(二)の順に2回受講して下さい(同じ日でなくても結構です)。2回の講習で、内観技法の基本(心眼・呼吸・はらの間和り)もあわせてお伝えします。

参加者のご都合に合わせて、午前の部と午後の部を入れ替えることも可能です。

動きやすい服装+できれば足袋or 5本指ソックスでお越し下さい。 また必要でしたら、汗拭きタオルや水・お茶をご持参下さい。

講習会を修了された方は、[表現教室 稽古会]にメンバーとして登録が可能です。

個人的な体験

 二年前に、膿胸(のうきょう)という病を患い、一月半、入院・手術をしました。口の中のナントカという常在菌が肺に入ってしまい――普段なら、免疫がはたらいてなんともないそうなんですが、体調がすぐれずに抵抗力が弱まっていると――化膿して、レントゲン写真では左肺が真っ白になっていました。

 内科的処置では治療できなかったため、医師が内視鏡を見ながら耳かきのようなのもので膿をかきだし、4Lの水で肺を洗い流す手術を受けました。手術そのものは支障なく終わったのですが、実はその数日後、肺が空気漏れをおこしていることが分かったのです。

 医者からは、このままでは第二の手術が必要になる、と告げられましたが、それが何ともおぞましいものでした。体網(たいもう)という腸をおおっている膜――要するに、脂肪の塊――が免疫力に優れているため、それを横隔膜を突き抜けて胸まで引き上げ、肺の穴をふさぐと同時に、膿胸でできた空洞を埋める、という内容でした。

 聞いてるだけで、げんなりしてしまいました。第一の手術はともかく、第二のそれはいかにも不自然に感じられて、何としても避けたい。ただ、自然に治癒する確率は10%だと宣告され、次の手術日がすでに1週間後に設定されている・・・。

 不安と焦りにさいなまれながら、自分にできることはこれしかない――ベッドのうえで一人、活元と行気、愉気を続けていました。季節は、桜からつつじに代わっていました。すると、四、五日して、空気漏れが治まったのです。医者からは、「奇跡だ」と言われました。

 もちろん、入院してから点滴で抗生剤を続けていましたから、この身体技法のおかげで治ったとは断言できません。ただ、オールタナティブなものを持ち合わせていないと、近代医療のまえでは“まないたの上の鯉”よろしく、受け身でしかない己の無力さを痛感するだけではないでしょうか。この時ほど、十年近く整体を学んできてよかったと思えたことはありません。

 このように書いたからといって、私は決して医療システムを否定するものではなく、整体などの東洋的な、代替療法と補い合えばよいのでは、と考えています。二者にある大本の違いは、「西洋」が病気を健康に対置して克服すべきものとしている一方、「東洋」では養生(生を養う)を旨とする点でしょうか。

 整体を稽古していながら病気になったのでは説得力がない、と言われるのを覚悟のうえで、私はこの入院・手術の体験をへて――大仰(おおぎょう)なようですが――病気は運命ではないか、と思うようになりました。

 釈迦が、〈生老病死〉を人間の根元的な「四苦」と捉えたように、誰にも避けて通れない道ではないか、と。

 そして、整体の創始者・野口晴哉も語っていますが、整体(やその他の東洋的な身体技法)は、予防接種でもなければ万病に効く特効薬でもない、と今では考えています。

 それでは、何のために? 私なりの回答が、「からだを耕す」ということでもあれば、“現れる”を“表わす”=表現活動でもあります。

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